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論語詳解・語釈・現代語訳

読者諸賢へ:
訳文や原文の真贋判定を含め、全ての記述は暫定的であることにご留意下さい。研究の宿命として、勘違いや調査不足により、また一からやり直しの繰り返しだからです。誤りにお気づきの方は、是非ともご教示下さい。

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『論語』学而篇:現代語訳・書き下し・原文

論語詳解000『論語』を詳しく読む前に

論語詳解001学而篇第一(1)学びて時に
『論語』学而篇:現代語訳・書き下し・原文

論語詳解001学而篇第一(1)学びて時に’

論語学而篇(1)要約:復習は楽しい、学友は嬉しい、思いやりは素晴らしい、と孔子塾の入塾心得。論語の冒頭として有名な章ですが、春秋時代には見られない文字もあり、後世に手を加えられたことがうかがえます。 論語:原文・書き下し 原文(唐開成石経)...
『論語』学而篇:現代語訳・書き下し・原文

論語詳解002学而篇第一(2)その人と為りや’

論語学而篇(2)要約:孔子と同格の尊称で呼ばれる有若が、君子の心得を説きます。君子らしく生きるためには、まず行動原則を身につけること、それなしでは人生はデタラメに終わること、そして行動原則の基本は従順にあると言います。 論語:原文・書き下し...
『論語』学而篇:現代語訳・書き下し・原文

論語詳解003学而篇第一(3)巧言令色*

論語学而篇(3)要約:後世の創作。おべっかや愛想笑いで近づいてくる奴には、憐れみの心がありはしない。その通りかも知れませんが、孔子先生の生前は、君子には口の上手さが必須の技能でした。そうでないといくさに負けてしまいます。 論語:原文・書き下...
『論語』学而篇:現代語訳・書き下し・原文

論語詳解004学而篇第一(4)吾日に三たび*

論語学而篇(4)要約:後世の創作。孔子先生にウスノロ呼ばわりされた曽子は、他人に道徳をお説教する迷惑な人のように記されました。それがどこまで史実かは明らかではありませんが、少なくとも先生の直弟子ではありません。 論語:原文・書き下し 原文(...
『論語』学而篇:現代語訳・書き下し・原文

論語詳解005学而篇第一(5)千乗の国を道びく*

論語学而篇(5)要約:後世の創作。古代人の孔子先生には、信頼獲得と倹約と、農業の邪魔をしないことしか経済政策がありませんでした。ところが後世の帝国儒者は、それをいい事に少しも経済政策を改善しようとはしませんでした。 論語:原文・書き下し 原...
『論語』学而篇:現代語訳・書き下し・原文

論語詳解006学而篇第一(6)弟子入りては則ち*

論語学而篇(6)要約:後世の創作。年少者は、親孝行し、年長者に従いなさい。真面目に生きて信用を得なさい。最初から人を疑わず、多くの人と付き合いなさい。勉強はそれが出来てからで、人格修養がまず先ですよ、とニセ孔子先生。 論語:原文・書き下し ...
『論語』学而篇:現代語訳・書き下し・原文

論語詳解007学而篇第一(7)賢をとうとびて色を*

論語学而篇(7)要約:後世の創作。弟子一番のカタブツ、ニセ子夏の演説。賢者を敬い、父母に奉仕し、主君に忠義を尽くし、友人に誠実であれば、たとえ学問が無くとも、それで立派に学のある人と言える、と。 論語:原文・書き下し 原文(唐開成石経) 子...
『論語』学而篇:現代語訳・書き下し・原文

論語詳解008学而篇第一(8)君子重からざらば*

論語学而篇(8)要約:後世の創作。人前では偉そうにしていろ。なめられるぞ。馬鹿とは付き合うな。馬鹿がうつるぞ、とニセ孔子先生。しかし先生の言葉とは思えません。史実の孔子塾で、差別を煽れば血の雨が降るからです。 論語:原文・書き下し 原文(唐...
『論語』学而篇:現代語訳・書き下し・原文

論語詳解009学而篇第一(9)終わりを慎み°

論語学而篇(9)要約:後世の創作。孔子家の家事使用人、曽子が、後世の儒者におかしな事を言わされています。葬儀や法事を派手にやると、民がおとなしくなると言うのです。でも中国人は古代から、そんなおとなしい人々ではありません。 論語:原文・書き下...
『論語』学而篇:現代語訳・書き下し・原文

論語詳解010学而篇第一(10)夫子の是の邦に*

論語学而篇(10)要約:後世の創作。ニセ孔子先生は理想政治の実現を求めて、中国各地を放浪、若い弟子には、官職ほしさの欲張りじいさんに思えます。それをコラッ!と兄弟子の子貢が、若さゆえの視野の狭さをたしなめる作り話。 論語:原文・書き下し 原...
『論語』学而篇:現代語訳・書き下し・原文

論語詳解011学而篇第一(11)父いまさば*

論語学而篇(11)要約:後世の創作。親の没後も三年間はその言いつけを守らないと、孝行者ではない、と孔子先生。ですが先生は孝行を説きません。儒教が孝行を言い出したのはずっとのちの時代、それも就職のためのウソ八百でした。 論語:原文・書き下し ...
『論語』学而篇:現代語訳・書き下し・原文

論語詳解012学而篇第一(12)礼のたよりは’

論語学而篇(12)要約:礼とは春秋貴族社会の常識をいい、礼儀作法に限りませんでした。礼が重んじられるのは、社会に平和と安定を実現するからですが、ヘーワアンテーと言い回れば実現できるわけではありません。手段と目的は違うと有子が説教。 論語:原...
『論語』学而篇:現代語訳・書き下し・原文

論語詳解013学而篇第一(13)信のただしきに*

論語学而篇(13)要約:後世の創作。有若のお説教、ウソつかなければ約束は守れる。常識の範囲内で行動すれば笑われずに済む。身を寄せ合う相手に親族を選べば固く団結できる。三つ目の言葉は中国に身内びいきを植え付けました。 論語:原文・書き下し 原...
『論語』学而篇:現代語訳・書き下し・原文

論語詳解014学而篇第一(14)君子食は飽くを*

論語学而篇(14)要約:孔子先生がぶったとされるアジ演説。孔子塾に入門したのは、貴族に成り上がりたい庶民の若者でした。成り上がりを手助けする先生は、「お勉強だけ出来ても意味は無いだろ?」と塾生に発破をかけたのでした。 論語:原文・書き下し ...
『論語』学而篇:現代語訳・書き下し・原文

論語詳解015学而篇第一(15)貧しくして*

論語学而篇(15)要約:後世の創作。弟子一番の富豪、子貢が、弟子一番の出来物、顔回との比較を先生に問い、「お前は所詮小金持ちだ」とぺしゃんこにされてしまいます。孔子先生は落ち込んだ子貢を、また持ち上げ励ましたのでした。 論語:原文・書き下し...
『論語』学而篇:現代語訳・書き下し・原文

論語詳解016学而篇第一(16)人の己を’

論語学而篇(16)要約:文法的に後世の創作。自分が理解されないと歎く前に、自分が他人を理解しようとしていない事に気付きなさい、とニセ孔子先生。述語動詞と目的語が一句だけ逆転して、もう一句はもとのままという、漢文として壊れた文字列。 論語:原...
『論語』為政篇:現代語訳・書き下し・原文

論語詳解017為政編第二(1)まつりごとを為す°

論語為政篇(1)要約:誰でも札束を前にしたら、みんな同じ顔になります。孔子先生は政治の要点を、利益誘導だと分かっていました。それを道徳で治めるとか、メルヘンな解釈をするから、論語はわかりにくくなってしまいました。 論語:原文・書き下し 原文...
『論語』為政篇:現代語訳・書き下し・原文

論語詳解018為政編第二(2)詩三百一言以て*

論語為政篇(2)要約:後世の創作。詩は本の少ない古代では、人々にカッコイイものの言い方や、先祖の物語を教える大事なツールでした。それをまとめて本にしたニセ孔子先生が、仕事を終えてつぶやいたとされた作り話。 論語:原文・書き下し 原文(唐開成...
『論語』為政篇:現代語訳・書き下し・原文

論語詳解019為政篇第二(3)之を導くに政を*

論語為政篇(3)要約:後世の創作。孔子先生は政治家としては厳罰主義で死刑もためらいませんでした。しかしその結果どうなったか? 本当なら犯罪のない社会を作るべきだった。そういう反省を込めた、孔子先生、いや儒者官僚の司法論。 論語:原文・書き下...
『論語』為政篇:現代語訳・書き下し・原文

論語詳解020為政篇第二(4)吾十有五にして*

論語為政篇(4)要約:後世の創作。若いうちから勉強しろ! そうすれば立派な大人や老人になれる、と孔子先生が自分の一生を振り返った言葉として有名な章ですが、残念ながら史実の先生の言葉である可能性はほとんどありません。 論語:原文・書き下し 原...
『論語』為政篇:現代語訳・書き下し・原文

論語詳解021為政篇第二(5)孟懿子孝を問う’

論語為政篇(5)要約:成り上がり者の孔子先生ですが、門閥貴族とは良好な関係を続けていました。先生が出世するきっかけとなった、門閥当主の一人で政界での友人・孟懿子モウイシと、最晩年になって語り合う時、言葉はほとんど要らなかったのでした。 論語...
『論語』為政篇:現代語訳・書き下し・原文

論語詳解022為政篇第二(6)孟武伯孝を問う’

論語為政篇(6)要約:孔子先生の最晩年。政界にも若い貴族が育っています。老人には老人にしかできない役割がある。政界の盟友に息子の教育を託され、孔子先生は若者に政治論を語るでなく、ただただ親の思いを伝えたのでした。 論語:原文・書き下し 原文...
『論語』為政篇:現代語訳・書き下し・原文

論語詳解023為政篇第二(7)子游孝を問う’

論語為政篇(7)要約:子游シユウはのちに冠婚葬祭業者の大親分になった、孔子先生の若い弟子。親孝行を問われた先生は、カタチも大事だがココロも大事じゃよと、本当に愛情の通い合う孝行の道を、分かりやすいたとえで説いたのでした。 論語:原文・書き下...
『論語』為政篇:現代語訳・書き下し・原文

論語詳解024為政篇第二(8)子夏孝を問う’

論語為政篇(8)要約:子夏が親孝行を質問。孔子先生はここでも、カタチよりココロが大事じゃよと教えます。それは半面、若者に仕事を押し付け甘い汁を吸いたがる、中年老年への批判でもありました。”それで孝行になるんだろうかね”。 論語:原文・書き下...
『論語』為政篇:現代語訳・書き下し・原文

論語詳解025為政篇第二(9)吾回と言いて終日*

論語為政篇(9)要約:後世の創作。顔回(顔淵)は偉いなぁ、と讃えるニセ孔子先生。漢儒は顔淵を旗印に、帝室に儒教を売り込みました。史実の孔子先生も顔淵には助けられましたが、人間離れした偉さを褒め讃えたわけではありません。 論語:原文・書き下し...
『論語』為政篇:現代語訳・書き下し・原文

論語詳解026為政篇第二(10)其のもちいる所*

論語為政篇(10)要約:「あの人の心が分からない。」古今東西変わらぬ若者の悩み。しかし相手を人の都合良く解釈するのを止め、素直に相手の動機やすることや目的を見れば、本心を見破るのは簡単だと孔子先生。現代にも通用する一節。 論語:原文・書き下...
『論語』為政篇:現代語訳・書き下し・原文

論語詳解027為政篇第二(11)故きをゆあみし’

論語為政篇(11)要約:古びた講義ノートを何十年も繰り返す。そんな奴は教師じゃないよ、と孔子先生。身分制社会の春秋時代に、驚愕すべき出世を遂げた先生は、教師でありながら革命家でもありました。古いガラクタは処分処分。 論語:原文・書き下し 原...
『論語』為政篇:現代語訳・書き下し・原文

論語詳解028為政篇第二(12)君子は器ならず°

論語為政篇(12)要約:人間を奴隷にするのを孔子先生は嫌いました。とりわけ弟子たちに対しては、お金の奴隷、権力の奴隷、道徳の奴隷になるなと励まします。自分で考え自分で行動する、そうした大切さを語ったお話。 論語:原文・書き下し 原文(唐開成...
『論語』為政篇:現代語訳・書き下し・原文

論語詳解029為政篇第二(13)子貢君子を問う’

論語為政篇(13)要約:為政者が嘘をついても、ころころと政策を変えても民は迷惑します。君子たる者、自分の行動が多くの人の生活を左右するのだ、その自覚が無くてはただの暴君。そうなってはならぬと孔子先生は子貢に教えます。 論語:原文・書き下し ...
『論語』為政篇:現代語訳・書き下し・原文

論語詳解030為政篇第二(14)君子はまほにして°

論語為政篇(14)要約:読むそばからのニセモノ。身分と教養のある君子は、差別しないがつるまない。身分も教養もない小人は、差別はするしつるんで生きている。しかし中国史を調べれば、君子は差別してつるんでばかりいました。 論語:原文・書き下し 原...
『論語』為政篇:現代語訳・書き下し・原文

論語詳解031為政篇第二(15)学びて思わざらば*

論語為政篇(15)要約:後世の創作。本の虫はロボット同然。でも自分の思いさえあれば、勉強は要らないわけではない。それでは〒囗刂ス卜になってしまう、突っ走っても最後には破滅が待っている。とニセ孔子先生のお説教。 論語:原文・書き下し 原文(唐...
『論語』為政篇:現代語訳・書き下し・原文

論語詳解032為政篇第二(16)異端をせめるは’

論語為政篇(16)要約:他人の主張を責めている間は、いつまでたっても一人前とは言いがたい。この世には人の数だけ正義がある、でも若い弟子にはまだわからない。だから、反論は損になるだけだよ、と先生は説いたのでした。 論語:原文・書き下し 原文(...
『論語』為政篇:現代語訳・書き下し・原文

論語詳解033為政篇第二(17)由なんじに知るを°

論語為政篇(17)要約:誰だって見栄を張りたい時はあるもの。しかし事実の裏付けがなければ、見栄はいずれバレてしまうし、その時の恥ずかしさはたまらない。そうはさせじと頑張るほど、苦しくなるばかりじゃよと孔子先生。 論語:原文・書き下し 原文(...
『論語』為政篇:現代語訳・書き下し・原文

論語詳解034為政篇第二(18)子張禄にいたるを*

論語為政篇(18)要約:後世の創作。公務員予備校でもあった孔子塾。弟子の中でも若い子張は就職マニュアルに首っ引き。しかし孔子先生の見るところ、子張くんは役人には向いていません。後世の儒者も悪口を言い放題。 論語:原文・書き下し 原文(唐開成...
『論語』為政篇:現代語訳・書き下し・原文

論語詳解035為政篇第二(19)何ぞ為らば*

論語為政篇(19)要約:後世の創作。晩年の孔子先生。若殿から相談を受けます。「民が言う事を聞かないのじゃ! どうすれば…。」しかし特効薬などありません。地道にまじめな者を昇進させなさいと、ニセ孔子先生は教えたのでした。 論語:原文・書き下し...
『論語』為政篇:現代語訳・書き下し・原文

論語詳解036為政篇第二(20)民をして敬忠*

論語為政篇(20)要約:後世の創作。「領民がいう事を聞かぬ。」若家老が嘆きます。聞いたニセ孔子先生は、「頼りがい」を身に付けることを教えました。血統や身分だけではもう民は従わない。帝国の儒者が民を躾けるための作り話。 論語:原文・書き下し ...
『論語』為政篇:現代語訳・書き下し・原文

論語詳解037為政篇第二(21)子なんぞ政を’

論語為政篇(21)要約:おそらく後世の創作。政界から引退した孔子先生に、先生を焚き付ける者が出ます。花も嵐も、政治の荒波はとっくに何度も乗り越えた。そんな先生は古典を引いて、焚き付け者をはぐらかしたのでした。 論語:原文・書き下し 原文(唐...
『論語』為政篇:現代語訳・書き下し・原文

論語詳解038為政篇第二(22)人にして信なく*

論語為政篇(22)要約:後世の創作。嘘つきは良くない。ブッダもイエスもムハンマドもそう教えました。ニセ孔子先生も同様で、嘘つきは信用できない。これでは人間関係を構築しようがないという、ニセでも今日に通用するお話。 論語:原文・書き下し 原文...
『論語』為政篇:現代語訳・書き下し・原文

論語詳解039為政篇第二(23)十世知るべきか*

論語為政篇(23)要約:後世の創作。遠い未来が分かるか? 孔子先生はその答えを過去の歴史に求めました。同じ人間社会である以上、そんなには変わらないだろう。そして時代の要請に、沿った形に社会は変わるだろう、と。 論語:原文・書き下し 原文(唐...
『論語』為政篇:現代語訳・書き下し・原文

論語詳解040為政篇第二(24)その鬼にあらず*

論語為政篇(24)要約:後世の創作。誰だろうと赤の他人を拝む振りをする者は、何かたくらんでいると見た方がいい。それより本当に自分がすべき事に集中しよう。正義の味方になるのも悪くない、とニセ孔子先生。 論語:原文・書き下し 原文(唐開成石経)...
『論語』八佾篇:現代語訳・書き下し・原文

論語詳解041八佾篇第三(1)八佾の庭に舞う*

論語八佾篇(1)要約:後世の創作。家老どもが思い上がった舞を舞わせた!とニセ孔子先生が怒りましたが、それを言うなら、底辺から宰相に出世した先生自身が思い上がりです。先生は革命家であっても、因習ジジイではありませんでした。 論語:原文・書き下...
『論語』八佾篇:現代語訳・書き下し・原文

論語詳解042八佾篇第三(2)三家は雍を以て’

論語八佾篇(2)要約:孔子先生の魯国では、殿様がお飾りとなり、門閥家老三家=三桓が、実権を握っていました。驕った三家は家老身分に許されぬ音楽を奏で、それを孔子先生が激怒して、口を極めて非難した、という疑わしい話。 論語:原文・書き下し 原文...
『論語』八佾篇:現代語訳・書き下し・原文

論語詳解043八佾篇第三(3)人にして不仁’

論語八佾篇(3)要約:孔子塾は庶民が貴族に成り上がるための学び舎です。学ぶあれこれは、全て春秋時代の貴族らしい技能と教養を身につけるためでした。弟子にとっては生活がかかっており、ただの習い事ではありません。先生にとっても同じでした。 論語:...
『論語』八佾篇:現代語訳・書き下し・原文

論語詳解044八佾篇第三(4)林放礼の本を問う’

論語八佾篇(4)要約:後世の偽作の疑いあり。弟子の林放が、貴族の行動原則を尋ねます。それは派手派手しい所作やしつらえではなく、心から相手を敬うこと、とりわけ葬儀では、悲しんでいる振りより本当に心から悲しむことだ、と孔子先生。 論語:原文・書...
『論語』八佾篇:現代語訳・書き下し・原文

論語詳解045八佾篇第三(5)夷狄の君あるは’

論語八佾篇(5)要約:孔子先生は古代人で、生まれた中華の文明を世界最高だと信じて疑いません。ですから周辺民族を野蛮人だと思っていました。現代の感覚では差別になることでも、当時は非難どころか賞賛の対象でもあったのです。 論語:原文・書き下し ...
『論語』八佾篇:現代語訳・書き下し・原文

論語詳解046八佾篇第三(6)季氏泰山に旅す’

論語八佾篇(6)要約:門閥家老家の若い当主が、険しい山へ物見遊山に行きました。「危ないぞ。止められなかったのかね」と弟子で家老の側近に尋ねた孔子先生。徹底的に身を案じた話で、聖山をけがしたうんぬんは全て後世の儒者のでっち上げ。 論語:原文・...
『論語』八佾篇:現代語訳・書き下し・原文

論語詳解047八佾篇第三(7)君子は争う所なし*

論語八佾篇(7)要約:後世の創作。孔子塾の必須科目に、弓術が入っていました。その史実をタネに後世の儒者は、理想の周代では周王から村長に至る各級の主催者による弓術大会が開かれたと言い張りました。その偽証のために作られた話。 論語:原文・書き下...
『論語』八佾篇:現代語訳・書き下し・原文

論語詳解048八佾篇第三(8)巧笑倩たり*

論語八佾篇(8)要約:後世の創作。弟子一番のカタブツ子夏が、儒者の大売り出しバーゲンに引き出され、キャッチコピーを言う生き人形にされています。人間の締めくくりは礼法だ! 化粧の締めくくりが紅を差すのとおんなじだ! 論語:原文・書き下し 原文...
『論語』八佾篇:現代語訳・書き下し・原文

論語詳解049八佾篇第三(9)夏の礼は吾これを’

論語八佾篇(9)要約:滅びたいにしえの王朝の末裔は、すっかり衰えてしまい、その文化がもう分かりません。歴史やお作法の調査が大好きな孔子先生、現地に行きましたが資料は滅びてしまいました。殺風景なもんだ、と嘆いた話。 論語:原文・書き下し 原文...
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