読者諸賢へ:
全ての記述は暫定的であることにご留意下さい。研究の宿命として、勘違いや調査不足により、また一からやり直しの繰り返しだからです。誤りにお気づきの方は、是非ともご教示下さい。
論語季氏篇第十六-1 逐語全訳
論語季氏篇第十六-1 逐語全訳 季康子が顓臾(センユ)を伐とうとした。冉有と季路(子路)が孔子のお目にかかって言った。 「季氏は今にも顓臾と事を構えようとしています。」 孔子が言った。 「求(冉有)よ。ではお前には過失がないのか。そもそも顓...
論語陽貨篇第十七・宰我問うの章逐語訳
宰我が問うた。三年の喪は長すぎます。君子が三年も礼法を稽古しなければ、忘れてしまいます。三年も音楽を稽古しなければ、忘れてしまいます。古い穀物を食べ尽くし、新しい穀物が食卓に上る頃、かまどの火も改めて打ち起こします。その一年ほどで十分では。...
論語内容補足:八卦と中国的自然観
ごくまれにですが、論語の理解に易の八卦が必要な場合があるのでまとめました。 八卦とは 易の基本は陰陽1ビットの、爻(コウ)と呼ばれる記号です。この記号は算木で表現し、算木は細長い角形の木で作ります。算木には通常は赤い色で引いた線がないものと...
『春秋左氏伝』哀公七年:現代語訳
呉来たりて百牢を徵(もと)む 原文 七年,春,宋師侵鄭,鄭叛晉故也,晉師侵衛,衛不服也。 夏,公會吳于鄫,吳來徵百牢,子服景伯對曰,先王未之有也,吳人曰,宋百牢我,魯不可以後宋,且魯牢晉大夫過十,吳王百牢,不亦可乎,景伯曰,晉范鞅貪而棄禮,...
『史記』廉頗藺相如列伝・現代日本語訳
秦王趙王の為に缻(フ)を撃つ 原文 秦王使使者告趙王,欲與王為好會於西河外澠池。趙王畏秦,欲毋行。廉頗、藺相如計曰:「王不行,示趙弱且怯也。」趙王遂行,相如從。廉頗送至境,與王訣曰:「王行,度道里會遇之禮畢,還,不過三十日。三十日不還,則請...
『孔子家語』子路初見:現代日本語訳
論語に見える食べ物へのこだわり 原文 孔子侍坐於哀公。賜之桃與黍焉,哀公曰:「請。」孔子先食黍而後食桃。左右皆掩口而笑。公曰:「黍者所以雪桃,非為食之也。」孔子對曰:「丘知之矣。然夫黍者、五穀之長,郊禮宗廟以為上盛。菓屬有六,而桃為下,祭祀...
『列子』湯問篇:現代語訳
愚公山を移す 原文 太形、王屋二山,方七百里,高萬仞。本在冀州之南,河陽之北。北山愚公者,年且九十,面山而居。懲山北之塞,出入之迂也。聚室而謀曰:「吾與汝畢力平險,指通豫南,達于漢陰,可乎?」雜然相許。其妻獻疑曰:「以君之力,曾不能損魁父之...
『春秋左氏伝』定公八年:現代語訳
鄟沢(センタク)の会 原文 夏,齊國夏,高張,伐我西鄙,晉士鞅,趙鞅,荀寅,救我,公會晉師于瓦,范獻子執羔,趙簡子,中行文子,皆執鴈,魯於是始尚羔。 晉師將盟衛侯于鄟澤,趙簡子曰、群臣誰敢盟衛君者,涉佗成何曰,我能盟之,衛人請執牛耳,成何曰...
『墨子』非儒下篇:現代語訳
原文 孔丘之齊見景公,景公說,欲封之以尼谿,以告晏子。晏子曰:「不可夫儒浩居而自順者也,不可以教下;好樂而淫人,不可使親治;立命而怠事,不可使守職;宗喪循哀,不可使慈民;機服勉容,不可使導眾。孔丘盛容脩飾以蠱世,弦歌鼓舞以聚徒,繁登降之禮以...
『墨子』明鬼下篇:現代語訳
原文 昔者,齊莊君之 臣有所謂王里國、中里徼者,此二子者,訟三年而獄不斷。齊君由謙殺之恐不辜,猶謙釋之。恐失有罪,乃使之人共一羊,盟齊之神社,二子許諾。於是泏洫𢵣*羊而漉其血,讀王里國之辭既已終矣,讀中里徼之辭未半也,羊起而觸之,折其腳,祧...
『春秋左氏伝』現代語訳:荘公十年
長勺の戦い 原文 十年,春,齊師伐我,公將戰,曹劌請見。其鄉人曰,肉食者謀之,又何間焉,劌曰,肉食者鄙,未能遠謀,乃入見,問何以戰。公曰,衣食所安,弗敢專也,必以分人。對曰,小惠未遍,民弗從也,公曰,犧牲玉帛,弗敢加也,必以信,對曰,小信未...
『ブッダ最後の旅』大パリニッバーナ経
以下は、論語里仁篇3の説明のために全文引用したもの。このページへの直リンクは避けて下さい。 〔ブッダ〕「さてプックサよ。あるとき、わたしはアートゥマー(村)で(籾殻の家*)に住した。ちょうどそのとき天に雨降り、天に雷鳴し、電光閃き、雷電がと...
『春秋左氏伝』現代語訳:襄公二十三年
臧武仲の亡命 原文 季武子無適子,公彌長,而愛悼子,欲立之,訪於申豐曰,彌與紇,吾皆愛之,欲擇才焉而立之,申豐趨退,歸,盡室將行,他日又訪焉,對曰,其然,將具敝車而行,乃止,訪於臧紇,臧紇曰,飲我酒,吾為子立之,季氏飲大夫酒,臧紇為客,既獻...
『庚巳編』現代語訳:のろいの亀
妖怪「三本足のスッポン」 原文 三足鱉 庚午夏,太倉州有百姓道見漁者,持一鱉而三足,買歸令婦炰之。既熟,呼婦共餐,婦不欲食,出坐門外。久之不聞其夫聲,入視已失所在,地上止存發一縷,衣服冠履,事事皆在,如蛻形者。驚怖號喚,裡中聞之,以婦為謀殺...
『春秋左氏伝』現代語訳:哀公七年
邾国乗っ取り 原文 季康子欲伐邾,乃饗大夫以謀之,子服景伯曰,小所以事大,信也,大所以保小,仁也,背大國不信,伐小國不仁,民保於城,城保於德,失二德者,危將焉保,孟孫曰,二三子以為何如,惡賢而逆之,對曰,禹合諸侯於塗山,執玉帛者萬國,今其存...
『春秋左氏伝』現代語訳:昭公二十九年
晋、刑鼎を鋳る 原文 冬,晉趙鞅,荀寅,帥師城汝濱,遂賦晉國一鼓鐵,以鑄刑鼎,著范宣子所謂刑書焉,仲尼曰,晉其亡乎,失其度矣,夫晉國將守唐叔之所受法度,以經緯其民,卿大夫以序守之,民是以能尊其貴,貴是以能守其業,貴賤不愆,所謂度也,文公是以...
『史記』魏公子列伝:現代語訳
信陵君と侯嬴 原文 魏有隱士曰侯嬴,年七十,家貧,為大梁夷門監者。公子聞之,往請,欲厚遺之。不肯受,曰:「臣修身絜行數十年,終不以監門困故而受公子財。」公子於是乃置酒大會賓客。坐定,公子從車騎,虛左,自迎夷門侯生。侯生攝敝衣冠,直上載公子上...
『広東新語』現代語訳:鱗語篇・イカはどうして烏の賊か?
鼠に鮎、烏に賊あり 原文 有鮎者,產於南海,每暴尾沙際以紿鼠,鼠見之,謂且失水,舐而將食之,被捲入水。有烏賊者,腹中有墨,吐之以自衛。嘗浮水上,烏見以為死矣,往啄之,被捲入水。二魚皆性黠,為鼠與烏之賊。然鼠與烏,以高而為下者所食,亦可以為貪...
『太平広記』水族六:現代語訳
隠者と美少女・微生亮(ビセイリョウ) 原文 明月峽中有二溪東西流,宋順帝昇平二年,溪人微生亮釣得一白魚長三尺,投置舡中,以草覆之。及歸取烹,見一美女在草下,潔白端麗,年可十六七。自言高堂之女。偶化魚游,為君所得。亮問曰。既為人,能為妻否。女...
『笑府』現代語訳:喫糧(食糧をねだる)の章
子貢、回々国から食糧をだまし取る 原文 孔子絕粮于陳。命顏回往回々國借粮。以其名與國相同。兾有情熟。比往通訖。大怒曰。汝孔子要攘夷狄。恠俺回々。連你也罵着。說回之為人也擇賊乎。粮斷不與。顏子怏々而歸。子貢請往。自稱平昔奉承。常曰賜也何敢望回...
『笑府』現代語訳:道学先生、女と寝るの章
儒者の言い訳 原文 有道學先生行房。既去褻衣*。拱手大言曰。吾非。為好色而然也為祖宗綿血食也。乃凸一下。又曰。吾非為好色而然也為朝廷添戶口也又凸一下。復曰。吾非為好色而然也。為天帝廣化育也。又凸一下。或問弟四凸說甚麼。有識者曰。如此道學先生...
『列子』楊朱篇1:現代語訳
他人のためにはスネ毛一本抜かない 原文 楊朱曰:「伯成子高不以一毫利物,舍國而隱耕。大禹不以一身自利,一體偏枯。古之人,損一毫利天下,不與也,悉天下奉一身,不取也。人人不損一毫,人人不利天下,天下治矣。」禽子問楊朱曰:「去子體之一毛,以濟一...
論語学而篇第一(1)注釈
古注『論語集解義疏』 原文 云人不知而不愠不亦君子乎者此第三段明學已成者也人謂凡人也愠怒也君子有徳之稱也此有二釋一言古之學者為己己學得先王之道含章內映而他人不見知而我不怒此是君子之徳也有德己為所可貴又不怒人之不知故曰亦也 書き下し 人不知而...
論語学而篇第一(11)注釈
新注『論語集注』 原文 父在,子不得自專,而志則可知。父沒,然後其行可見。故觀此足以知其人之善惡,然又必能三年無改於父之道,乃見其孝,不然,則所行雖善,亦不得為孝矣。○尹氏曰:「如其道,雖終身無改可也。如其非道,何待三年。然則三年無改者,孝...
論語憲問篇第十四(30)注釈
古注『論語集觧義疏』 原文 疏子曰至道也 云子曰云云者言君子所行之道有三夫子自謙我不能行其一也我者孔子自言也云仁者不憂者一樂天知命內省不疚是無憂云智者不惑者二智者以昭了為用是無疑惑云勇者不懼者三既有才力是以捍難衛侮是無懼敵也云子貢曰夫子自道...
論語学而篇第一(13)注釈
古注『論語集解義疏』 原文 註孔安國曰因親也言所親不失其親亦可宗敬也 疏…云因不失其親亦可宗敬也者因猶親也人能所親得其親者則此徳可宗敬也親不失其親若近而言之則指於九族宜相和睦也若廣而言之則是汎愛衆而親仁乃義之與比是親不失其親也然云亦可宗者亦...
論語学而篇第一(9)注釈
新注『論語集注』 原文 慎終者,喪盡其禮。追遠者,祭盡其誠。民德歸厚,謂下民化之,其德亦歸於厚。蓋終者,人之所易忽也,而能謹之;遠者,人之所易忘也,而能追之:厚之道也。故以此自為,則己之德厚,下民化之,則其德亦歸於厚也。 書き下し 慎終者(...
論語詳解054八佾篇第三(14)補足
『礼記』檀弓下偏 原文 孔子謂:「為明器者,知喪道矣,備物而不可用也。」哀哉!死者而用生者之器也。不殆於用殉乎哉?「其曰明器,神明之也。」塗車、芻靈,自古有之,明器之道也。孔子謂「為芻靈者善」,謂「為俑者不仁」,不殆於用人乎哉? 書き下し ...
論語詳解063八佾篇第三(23)補足
『説苑』脩文篇 原文 子路鼓瑟有北鄙之聲,孔子聞之曰:「信矣,由之不才也!」冉有侍,孔子曰:「求來,爾奚不謂由夫先王之制音也?奏中聲,為中節;流入於南,不歸於北。南者生育之鄉,北者殺伐之域;故君子執中以為本,務生以為基,故其音溫和而居中,以...
論語詳解073里仁篇第四(7)補足
『後漢書』吳延史盧趙列傳 原文 嗇夫孫性私賦民錢,市衣以進其父,父得而怒曰:「有君如是,何忍欺之!」促歸伏罪。性慚懼,詣閤持衣自首。祐屏左右問其故,性具談父言。祐曰:「掾以親故,受污穢之名,所謂『觀過斯知人矣』。」使歸謝其父,還以衣遺之。 ...
論語詳解074里仁篇第四(8)注釈
論語集解義疏 原文 註言將至死不聞世之有道也疏子曰朝聞道夕死可矣 歎世無道故言設使朝聞世有道則夕死無恨故云可矣欒肇曰道所以濟民聖人存身為行道也濟民以道非為濟身也故云誠令道朝聞於世雖夕死可也傷道不行且明已憂世不為身也 書き下し 註。将に死に至...
論語詳解363憲問篇第十四(31)注釈
『論語集解義疏』 原文 註孔安國曰比方人也。疏。…子貢方人者方比方人也子貢以甲比乙論彼此之勝劣者也。 書き下し 註。孔安国曰く、人を比べ方ぶる也。疏。…子貢方人者(は)人を比べ方ぶる也。子貢甲を以て乙を比べ彼れ此れ之勝劣を論ずる者也。 『論...
論語詳解086里仁篇第四(20)注釈
『論語集解義疏』 原文 註鄭𤣥曰孝子在喪哀戚思慕無所改其父之道非心之所忍為也 書き下し 註。鄭玄曰く、孝子喪に在りては哀戚して思慕し、其の父之道を改むる所無し。心之忍びを為す所に非ざる也。 現代語訳 注。鄭玄曰く、「孝行者は喪中の間悲しみが...
『荘子』外篇・秋水:現代語訳
尾を塗(デイ)中に曳(ひ)かんとす 原文 莊子釣於濮水,楚王使大夫二人往先焉,曰:「願以境內累矣!」莊子持竿不顧,曰:「吾聞楚有神龜,死已三千歲矣,王巾笥而藏之廟堂之上。此龜者,寧其死為留骨而貴乎,寧其生而曳尾於塗中乎?」二大夫曰:「寧生而...
論語詳解131雍也篇第六(14)注釈
論語集解義疏 原文 註苞氏曰澹臺姓滅明名也字子羽言其公且方也疏…云曰有澹臺滅明者行不由徑者荅為宰而所得邑中之人也澹臺滅明亦孔子弟子也言滅明每事方正故行出皆不邪徑於小路也一云滅明徳行方正不為邪徑小路行也 書き下し 註。苞氏曰く、澹臺は姓、滅明...
論語詳解395衛霊公篇第十五(17)注釈
論語集解義疏 原文 子曰羣居終日言不及義好行小惠難矣哉註鄭𤣥曰小惠謂小小才智也難矣哉言終無成功也疏子曰至矣哉云子曰云云者三人以上為羣居羣居共聚有所談說終於日月而未曽有及義之事也云好行云云者小惠小小才智也若安陵調謔屬也以此處世亦難為成人也 書...
論語詳解394衛霊公篇第十五(16)注釈
論語集解義疏 原文 子曰不曰如之何註孔安國曰不曰如之何者猶言不曰柰是何也如之何者吾末如之何也己矣註孔安國曰如之何者言禍難已成吾亦無如之何也 書き下し 子曰く、之を如何せんと曰わざる。註。孔安国曰く、之を如何せんと曰わざる者、猶お是を柰何せん...
論語詳解388衛霊公篇第十五(10)注釈
論語集解義疏 原文 註孔安國曰言工以利器為用人以賢友為助也疏子貢問至仁者也云子貢問為仁者問為仁人之法也云子曰云云者將欲答於為仁之術故先為說譬也工巧師也器斧斤之屬也言巧師雖巧藝若輸般而作器不利則巧事不成如欲其所作事善必先磨利其器也云居是云云者...
論語詳解387衛霊公篇第十五(9)注釈
論語集解義疏 原文 註孔安國曰無求生而害仁死而後成仁則志士仁人不愛其身也疏子曰至成仁 云志士仁人者謂心有善志之士及能行仁之人也云無求生以害仁者既志善行仁恆欲救物故不自求我之生以害於仁恩之理也生而害仁則志士不為也云有殺身以成仁者若殺身而仁事可...
論語詳解386衛霊公篇第十五(8)注釈
論語集解義疏 原文 註所言皆是故無所失者也疏子曰至失言 云子曰云云者謂此人可與共言而己不可與之言則此人不復見顧故是失於可言之人也云不可云云者言與不可言之人共言是失我之言者也云智者云云者唯有智之士則備照二途則人及言竝無所失也 書き下し 註。言...
論語詳解381衛霊公篇第十五(3)注釈
論語集解義疏 原文 子曰非也予一以貫之註善有元事有㑹天下殊塗而同歸百慮而一致知其元則衆善舉矣故不待多學一以知之也疏子曰至貫之 云子曰云云者時人見孔子多識竝謂孔子多學世事而識之故孔子問子貢而釋之也云對曰然者然如此也子貢答曰賜亦謂孔子多學故如此...
論語詳解379憲問篇第十四(47)注釈
論語集解義疏 原文 闕黨童子將命矣註馬融曰闕黨之童子將命者傳賓主之語出入也或問之曰益者與子曰吾見其居於位也註童子隅坐無位成人乃有位也見其與先生竝行也非求益者也欲速成者也註苞氏曰先生成人也竝行不差在後也違禮欲速成者也則非求益者也疏闕黨至成者也...
論語詳解353憲問篇第十四(21)注釈
論語集解義疏 原文 馬融曰怍慙也內有其實則言之不慙積其實者為之難也疏子曰至之難 怍慙也人內心虛詐者外言貌必慙若內有其實則外貌無慙時多虛妄無慙怍也故王弼曰情動於中而外形於言情正實而後言之不怍 書き下し 馬融曰く、怍は慚(はじ)也。内に其の実有...
論語詳解245郷党篇第十(10)注釈
論語集解義疏 原文 席不正不坐鄉人飲酒杖者出斯出矣註孔安國曰杖者老人也鄉人飲酒之禮主於老者老者禮畢出孔子從而後出也疏席不至出矣 云席不正不坐者舊說云鋪之不周正則不坐之也故范甯云正席所以恭敬也或云如禮所言諸侯之席三重大夫再重是各有其正者也云鄉...
『孔叢子』現代語訳:儒服篇
原文 平原君與子高飲,強子高酒,曰:「昔有遺諺:『堯舜千鍾,孔子百觚,子路嗑嗑,尚飲十榼。』古之賢聖無不能飲也。吾子何辭焉?」子高曰:「以穿所聞,賢聖以道德兼人,未聞以飲食也。」平原君曰:「即如先生所言,則此言何生?」子高曰:「生於嗜酒者。...
『春秋左氏伝』哀公十四年:現代語訳
司馬牛の死 原文 司馬牛致其邑與珪焉,而適齊,向魋出於衛地,公文氏攻之,求夏后氏之璜焉,與之他玉,而奔齊,陳成子使為次卿,司馬牛又致其邑焉,而適吳,吳人惡之而反,趙簡子召之,陳成子亦召之,卒於魯郭門之外,阬氏葬諸丘輿。 書き下し 司馬牛其の...
『笑府』現代語訳:巻九・官話
標準語を振り回して父親に叱られる 原文 有兄弟徑商者。學得一二官語。將到家。兄因如廁。暫留隔河。命弟先往見父。々一見問曰。汝兄何在。弟曰。撒屎。父驚曰。何䖏殺死。荅曰。河南。父方哀苦。而兄適至。父遂罵其次子曰。汝何妄言如是。曰。我官話耳。父...
論語詳解196泰伯篇第八(12):注釈
論語集注 原文 易,去聲。穀,祿也。至,疑當作志。為學之久,而不求祿,如此之人,不易得也。楊氏曰:「雖子張之賢,猶以干祿為問,況其下者乎?然則三年學而不至於穀,宜不易得也。」 書き下し 易は去声なり。穀は禄也。至るは、当に志に作るべしと疑わ...
『史記』老子列伝現代語訳
それなお竜の如きか 原文 孔子去,謂弟子曰:「鳥,吾知其能飛;魚,吾知其能游;獸,吾知其能走。走者可以為罔,游者可以為綸,飛者可以為矰。至於龍,吾不能知其乘風雲而上天。吾今日見老子,其猶龍邪!」 書き下し 孔子去りて、弟子に謂いて曰く、「鳥...
論語詳解228子罕篇第九(24)補足
法 学研漢和大字典 音 pıuǎp – pıuʌp – fa – fa〔fǎ〕。「水+廌(しかと馬に似た珍しい獣)+去(ひっこめる)」の会意文字で、池の中の島に珍獣をおしこめて、外に出られなうようにしたさま。珍獣はそのわくのなかでは自由だが...