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論語詳解196泰伯篇第八(12):注釈

論語集注

原文

易,去聲。穀,祿也。至,疑當作志。為學之久,而不求祿,如此之人,不易得也。楊氏曰:「雖子張之賢,猶以干祿為問,況其下者乎?然則三年學而不至於穀,宜不易得也。」

書き下し

易は去声なり。穀は禄也。至るは、当に志に作るべしと疑わる。学を為す之久しくし而、禄を求め不る、此の如き之人は、得易から不る也。楊氏曰く、「子張之賢と雖も、猶お以て禄を干むるを問いと為す。況んや其の下の者を乎。然らば則ち三年学び而穀於至ら不るは、宜く得易から不る也」と。

現代語訳

易は去声である。穀は俸給である。至るは、志の間違いではないかと思われる。長い間学問をして、俸禄にありつこうと思わない人は、めったにいない。楊氏曰く、「賢い子張でも、やはり俸禄にありつこうとしてせっせとマニュアルを読み、孔子に就職活動を質問した。それ以下の者どもは言うまでもない。だから三年学んで職にありつこうと思わない者が、めったにいないのも当然だ。」


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論語内容補足
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