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論語詳解363憲問篇第十四(31)注釈

『論語集解義疏』

原文

註孔安國曰比方人也。疏。…子貢方人者方比方人也子貢以甲比乙論彼此之勝劣者也。

書き下し

註。孔安国曰く、人を比べ方ぶる也。疏。…子貢方人者(は)人を比べ方ぶる也。子貢甲を以て乙を比べ彼れ此れ之勝劣を論ずる者也。

『論語集注』

原文

方,比也。乎哉,疑辭。比方人物而較其短長,雖亦窮理之事。然專務為此,則心馳於外,而所以自治者疏矣。故褒之而疑其辭,復自貶以深抑之。謝氏曰:「聖人責人,辭不迫切而意已獨至如此。」

書き下し

方は比ぶる也。乎哉は、疑いの辞なり。人物を比べ方べ而其の短長を較べ、雖(こ)れ亦た窮理之事なり。然るに此を為すに専ら務まば、則ち心外於馳せ、し而自ら治むる者疏(あら)しとなる所以矣。故に之を褒め而其の辞は疑い、復た自ら貶めて以て深く之を抑う。謝氏曰く、「聖人人を責めず、辞迫るや切なら不し而、意は已に独り至るは此の如し。」


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論語内容補足
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