油断も隙もならぬ漢学教授

太古の昔から、儒者は世間にデタラメばかり垂れ流してきた日本の儒者も、世間をたぶらかすことばかりしてきたばかりか、壊滅的な敗戦の原因を作った。現代での、元大学教授による詐欺まがいはすでに記した。それ以外も同様だ、と知って頂くのがこのページの目的である。

訳者が学生の頃、通っていた学校にFという教授がいた。親の七光りで兄共々教授になった男で、ついでに世襲で某有力宗教団体のポストも得、広壮な自宅はそれゆえ無税だった。当時は珍しい北欧産の高級車を乗り回して学校に来ていたが、まるで漢文が読めない男だった。

見た目は、「対ソ戦は二週間で勝利」と豪語したハルダーに似ていた。

この男はゼミと称し、学生に未だ日本語訳が出版されていない漢籍を翻訳させ、そのレポートを右から左へ出版社に売り飛ばして金にし、自分の学問上の業績にもした。Fに限らず同じく頭文字がFという別の男も同じ事をした。他学でもだいたい似たような事情だったらしい。

その誰一人、著作権者の学生に承認を取ったという話を聞かない。

一つの事例が明治書院刊『孔子家語』の完訳本である。宇野精一訳という事になっている。宇野は親父の七光りで東大教授を世襲した男で、全く漢文が読めなかった。敗戦直後まで文学部は東大に限らず無試験で、金さえあれば誰でも入れたから、頭が悪くても入れたのである。

しかし東大教授という世間師稼業を興行するには、定期的に学問的業績なるものを発表しないと差し障りがある。それゆえ宇野はFらと同様の事をしたのかと言えばそうでない。『孔子家語』が出たのは宇野の八十代のことで、棺桶に片足を突っ込んだ晩年のことである。

すると理由は一つしか無い。金が欲しかったのだ。そこまでは、まあ、いい。

この宇野訳『孔子家語』、少し読めばすぐ分かるが、気の利いた中学生でもしない間違いが冒頭からボロボロとある。そして部分部分によって読み下しや訳文の形体が違っており、明らかに別の者の手によると判明する。そして片手では持ち重りがする程度には分量がある。

死にかけの宇野が、一から原文と格闘し訳したとは全く思えない。宇野は東大定年後、その学生に漢文読解を課すのはいじめとしか思えない学校に籍を置いたが、学生に無理を強いて『孔子家語』の訳をさせ、監修もしないまま本屋に売り払ったと推定するのが一番説明が通る。

宇野の他にも漢文業界には、京大教授に小川珠樹という極めて如何わしい男も名前を売った。有名になったのは、湯川秀樹博士の弟だったからである。この男の訳ということになっている『老子』は、およそ金を取ってよいしろものではなく、商道徳から言えば破倫と言える。

もし小川が漢文が読めたなら、こんな本が世に出るわけが無い。これもおそらくは学生に仕事の一切をやらせ、自分では何もしないまま、右から左へ本屋に売り付けたのだろう。漢文業界はおよそこのような連中ばかりで、ろくでもない世界なのだ。微塵も信用できるわけが無い。

またかつて東大主任教授にOという男がおり、教授になった途端ただの一本も論文を書かずに定年まで過ごした。だらしのない男で事務処理能力が無く、同僚から預かった原稿を紛失し、執筆者から電話でその愚痴を延々と訳者は聞かされたことがある。それはまあ、いい。

Oは悪党だったのだろうか。直に知っているが呆けた顔をしており無能でもあったが、Fや宇野や小川のようなことはしなかった。かつて訳者はOのような男が嫌いだったが、その後さまざまな漢文業界のクズどもを知るに及び、人としてはまだましではないかと思うようになった。
ニセ論語指導士養成講座 論語教育不救機構 服部宇之吉 安岡正篤

付け足しながら、FやFの本も宇野の『家語』も小川の『老子』も、学生の名は一字たりとも記されていない。考えようによってはそうやって搾取された学生の怨念が、訳文のあまりの出来の悪さに反映しているのである。もちろん訳者もしてやられた。痛恨の極みであります。

平和へのあらゆる努力が水泡に帰し、痛恨の極みであります。

You can imagine what a bitter blow it is to me that all my long struggle to win peace has failed.(チェンバレン首相の国民向けラジオ演説)

警告

漢文業界の者は嘘つき中国人そっくりで、微塵も信用ならぬ(→理由)ので、数言申し上ぐ。


出典明記の引用は自由だが(ネット上では可動リンク必須)、盗用・剽窃は居合を嗜む有段者の訳者が、櫓櫂の及ぶ限り追い詰める。言い訳無用。訳者が「やった」と思ったら、全国どこでも押し込む。頭にきたら海外にも出かけ、バッサリやってすぐ帰る。訳者は暇であるし、惜しむものを持っていないし、面倒が苦にならぬゆえ、こうして古典を研究している。

刀の手入れは毎日している。そして未だ人を斬ったことが無い。

盗作・剽窃の通報歓迎。下手人を成敗した後、薄謝進呈。他人にやらせた者も同罪、まずそ奴から追い回してぶっ○○る。覚悟致せ。

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