論語衛霊公篇(えいれいこうへん)第十五現代語訳

このページの凡例

論語衛霊公篇:要約

論語 アルファー 10 論語 孔子 キメ2
アルファー:こんにちは! ナビゲーターAIのアルファーです。

孔子:解説の孔子じゃ。

論語 アルファー2 論語 孔子 キメ
アルファー:先生、論語衛霊公篇ってどんなお話なんですか?

孔子:うむ。これといったテーマはないが、篇が長いこと、そしてワシ孔子の言葉だけで出来上がっているのが、特徴と言えばそうじゃな。

アルファー:はあ。つまりごった…宝石箱なんですね。

孔子:そうじゃ。

論語 アルファー9
アルファー:それでは、始めましょう。

1

論語 衛霊公
衛の殿様、霊公さまが軍事をおたずねだったので答えた。

「祭礼でしたら以前耳にしたことがありますが、軍事は学んだことがございません。」
そこで翌朝衛を去った。


論語 アルファー7 論語 孔子
アルファー:ああー。学問の先生なのに、いくさを問われても困りますよね~。

孔子:いいや。ウソじゃ。

論語 アルファー 14 論語 孔子 淡々
アルファー:いっ?

孔子:ワシほどの読書家で武術家が、兵法を知らんわけがなかろう。我が君・定公さまに申し上げた通り、「文事には必ず武備あり」じゃ。無論、同時代の孫武どのほどではないがの。

論語 戈 論語 矛
孔子:用兵・陣立て・武器の優劣などは、ちゃんと弟子にも教えておった。例えば斉国とのいくさで指揮を執った弟子のゼン有に、通常戦ではでよいが、突破戦ではボウを持たせよと教えたのはワシじゃ。当時ワシは衛国におって見てはおらんがの、冉有はそれで勝利しておる。

論語 アルファー 15 論語 孔子 波濤
アルファー:じゃあ、どうしてとぼけたんですか?

孔子:世話になったとは言え、衛国は我が魯国の隣国じゃ。その武力を上乗せしてやるような事が言えるか。攻め滅ぼされてしまうわ。同じ軍事を衛の家老、孔文子どのにも聞かれたが、ワシはとぼけてそのまま衛国を出たんじゃよ。

さらに詳しく

2

陳国で包囲され、食糧が尽きた。私に従う者は飢えて、立ち上がる力もない。

論語 子路 怒り
子路「君子もこんな目に遭うのですか!」
孔子「もともと君子はひどい目に遭うものだ。凡人がそういう目に遭うと、何でもしでかすがね。」


論語 アルファー21 論語 孔子 ぐるぐる
アルファー:どうしてこんなことになっちゃたんですか?

孔子:ああ。ワシが呉国を焚き付けてな、陳国とその隣のサイ国を攻めさせたんじゃ。蔡国の方はあらかた滅んだな。ところがちょっとばかし逃げ足が遅れての、そしてこうなった。

さらに詳しく

3

子路への答えを聞いて、子貢の顔色が変わった。
論語 子貢 怒り

孔子「子貢よ。お前は私を、ただのもの知り爺さんとでも思っていたのかね。」
子貢「そうです。違うのですか?」
孔子「そうではない。私はたった一つをずっと貫いてきたのだ。」


論語 アルファー 16 論語 孔子 水面キラキラ
アルファー:いつもヘラヘラ笑ってる子貢さんまで、怒ったんですね。

孔子:そういうことじゃな。じゃが呉国への工作に、もちろん子貢も手を貸しておる。ワシも子貢めも、両手は人の血で真っ赤じゃ。今さら何を言っておるんだと、子貢をたしなめたんじゃよ。ここでは答えを言っておらんが、「たった一つ」とは何だかわかるかな?

論語 アルファー17 孔子 革命家
アルファー:ええっと…政治と、革命ですか?

孔子:その通りじゃ。同じ問いをして、ウスノロの曽子めは「忠と恕」などとトンチンカンな答えを言っておるがの(論語里仁篇15)。ワシがただの上品なじいさんじゃと思うのは、大間違いじゃ。政治は命のやりとりぞ。太平の世を築くためには、多少の犠牲はやむを得まい。

さらに詳しく

4

論語 子路 あきれ
子路よ。秘めたるパワー(徳)のすさまじさは、隠そうとしても表に現れるものだ。


論語 アルファー 15 論語 孔子 水面キラキラ
アルファー:つちかった徳=人間の機能で、みんなを圧倒しろ、と言うことですか?

孔子:その通りじゃ。子路はわが孔子一門きっての武術家じゃ。じゃがハッタリ屋でもあっての。稽古で養った徳を思い出せと言うたんじゃ。

さらに詳しく

5

論語 舜
いにしえのシュン王は、聖天子ということになっているが、即位してからは何もせず、ただ身なりを整えて、玉座に座っていただけだったらしい。よくもまあ治まったものだ。


論語 アルファー5-2 論語 孔子 遠い目
アルファー:政治はファンタジーじゃない、ってことですか?

孔子:その通りじゃ。ただ座布団をシリに敷いて温めていただけで、政治が回るわけがなかろう。それに舜王陛下は、ワシの時代にはまだ知られておらん。

論語 アルファー27 論語 孔子
アルファー:え? あんなにも有名な王様が。

孔子:そうじゃ。ワシより一世紀後の孟子くんが、仕えていた斉国の格を上げるためにこしらえたのじゃよ。

さらに詳しく

6

論語 子張
子張が行動の原則を聞いたので答えた。

「三つある。すなわち…」

自分も他人もいつわるな。
まじめであれ。
人を見下すな。

「…これが守れたら蛮族の国でも歓迎されるし、守れなければ中華諸国でも嫌われる。立っている時も車に乗っている時も、いつもこの三つが頭から離れない、そうであって欲しいね。」

子張
子張はこの教えを帯の垂れに書き留めた。

さらに詳しく

7

真っ直ぐなお人だな、衛国の史魚どのは。
国がまともだろうとそうでなかろうと、ずけずけものを言いなさる。

立派な貴族だな、蘧伯玉キョハクギョクどのは。
国がまともなら殿様に仕え、そうでなければさっさと引っ込んだ。

さらに詳しく

8

話の通じる人に話さないと、せっかっくの人が無駄になる。
話の通じない人に話すと、せっかっくの言葉が無駄になる。
知者はどっちも無駄にしない。

さらに詳しく

9

諸君。志士と情け深い者は、命を惜しまず、常時無差別の愛を体現してみせる。我が身を殺してでも、常時無差別の愛を貫徹する。その覚悟でいて欲しい。


論語 アルファー 15 論語 孔子 波濤
アルファー:死ななきゃいけないなんて…志士って大変ですね。

孔子:ワシはこんなこと言っておらん。戦国時代の儒者どもが、勝手にワシの口を借りて身勝手を言ったまでじゃ。「危ない国からは身を避けよ」と論語泰伯篇13で言うたろうが。人の命を軽んじる奴は、ワシの敵じゃ。

論語 アルファー5

アルファー:そうですよね。先生は人間主義ですもんね。

孔子:そうじゃ。

さらに詳しく

10

論語 子貢 問い
子貢「私にも貴族らしさが身に付きますかね。」
孔子「職人は仕事の前に道具を手入れするが、何事も達者なお前のことだ、出来るだろう。どの国に行っても、賢い上級士族に仕え、貴族らしい下級士族を友にせよ。」

さらに詳しく

11

論語 顔回
顔回「国を治める法をご教示下さい。」
孔子「夏王朝の暦を使い、殷王朝の車に乗り、周王朝の冠をかぶり、音楽はショウの舞曲を選びなさい。だが鄭の歌はいかん。色っぽすぎる。口のうまい者もいかん。国が滅茶苦茶になるぞ。」


論語 アルファー25 論語 孔子 たしなめ
アルファー:たったそれだけのことで、国が治まるんですか?

孔子:いや、違う違う。これは後世の儒者どもがワシと顔回を持ち出して、世間からたかるタネを作ったんじゃ。ワシの言った言葉ではない。

さらに詳しく

12

先々を考えておかないと、いつも悩みに振り回される。

さらに詳しく

13

もう付き合っていられない。女を好むほど隠然たるパワーを身につけたがる者はいないな。


論語 アルファー6 論語 孔子 慈愛
アルファー:これって司馬遷さんの『史記』では、衛の霊公さまと南子さまのドライブに付き合わされて、うんざりした時の話になっていますよね。
論語 衛霊公 論語 南子

孔子:その時そう思ったかも知れんな。じゃが、「徳を好むの色を好むが如き者を見ざるなり」とは、論語の子罕篇でも言った事じゃ。上で子路にも言うたように、徳の存在にはほとんど誰も気付いていなかったのじゃよ。

さらに詳しく

14

昔の魯国家老・臧文仲ゾウブンチュウは給料泥能だな。柳下恵の才を知りながら、肩を並べるまで引き上げなかったのだから。


論語 アルファー2 論語 孔子 熱
アルファー:ここのお二人は?

孔子:臧文仲どのはほれ、論語公冶長篇17で出てきた、自宅に勝手に大亀の甲羅を据え付けたご人じゃ。ご活躍はワシよりだいたい一世紀前かのう。経済政策に巧みであったが、そんなの小さいと言うたじゃろう?

柳下恵どのはその家臣で、年頃の娘を一晩抱いて寝ても、だれも怪しまなかったというカタブツじゃ。

さらに詳しく

15

自分を棚に上げ、人の悪事ばかり言い立てると嫌われるそ。

さらに詳しく

16

どうしようどうしようと言わない者は、はたから見てどうしようもない。

さらに詳しく

17

バカが一日中わあわあと集まって相談し、まっとうなやり方は誰ひとり言わず、小細工ばかり自慢し合っている。どうしようもないな。

さらに詳しく

18

正義・礼儀・謙遜・信頼。
そのあたりの凡人は、他人がやるものと思っている。
まともな貴族は、自分の務めだと思っている。
だから貴族なんだ。

さらに詳しく

19

まともな貴族なら、自分の無能を嫌う。
他人が自分をどう思うかは知ったことではない。

さらに詳しく

20

まともな貴族は、死後の名声を大事にする。


論語 アルファー 論語 孔子 喜
アルファー:これが先生始め、中国人の真意なんですね。

孔子:そうじゃ。その点ワシは恵まれすぎておるのう。

さらに詳しく

21

まともな貴族はやりたがる。
そなへんの凡人はして貰いたがる。

さらに詳しく

22

まともな貴族は、他人と適度な距離を置いて争わない。
集まってもつるまない。

さらに詳しく

23

まともな貴族は、言う言葉で人を評価しない。
言った人で言葉を評価しない。

さらに詳しく

24

論語 子貢 遊説
子貢「生涯修行すべき事を一言で言うと?」
孔子「思いやりだな。されたくないことは、人にするな。」


論語 アルファー7 論語 孔子 水面
アルファー:これって論語公冶長篇11では、子貢さん自身が語って、「お前には出過ぎた望みだ」って先生たしなめてましたよね。

孔子:詳しいことはワシもよく覚えておらんが、同じ場面を別人が見たらどうなるか、という話じゃな。ほれ、芥川龍之介くんの「やぶの中」と同じじゃ。子貢をおとしめたい曽子や有若は、叱られ話に仕立てたんじゃよ。

さらに詳しく

25

人物評論にも飽きてきたな。実際出会って「すごい!」と思った人は別だが。
夏・殷・周の三代、人は生き方の原則を示せば、真っ直ぐになってきた。
原則無しにああだこうだ説教すれば、人が善くなるわけではない。

さらに詳しく

26

私も落ちぶれたものだ。これでは車も馬もない下っ端同然ではないか。馬さえ居れば車は借りられるが、その馬すら今は居ない。やれやれ。


論語 アルファー 15 論語 孔子 熱
アルファー:先生、原文に「欠文」ってありますが…。

孔子:本当に欠文じゃ。じゃが他の欠文と違って、その中身を推測するのは不可能ではないぞ。

さらに詳しく

27

同志諸君。

隠然たるパワーを持っていても、つい口車に乗ってしまうことがある。
小さな我慢が出来ないと、大きな事業は出来ない。

さらに詳しく

28

大勢がわあわあと言う。「こいつですこいつです、こいつが悪いんです。」
…自分で確かめないと信用できない。

大勢がきゃあきゃあと言う。「この人ですこの人です、この人いい人です。」
…自分で確かめないと信用できない。

さらに詳しく

29

人が道=技術を革新するのだ。
技術が人を革新するのではない。


論語 アルファー6 論語 孔子 水面キラキラ
アルファー:先生、「道」が道徳とはまるで関係ないことは、今までお話を伺って分かってるんですが、蒸気機関とかペニシリンとかITとか、技術革新で人の心もずいぶん変わると思うんですが。

孔子:その通りじゃな。じゃが論語の時代では、そんなすごい技術が生まれようとは、思いもよらなかったんじゃ。人は想像できることしか望まない、という意味では、今でも通用するかも知れぬな。

さらに詳しく

30

間違えても改めない。それが間違いだ。

さらに詳しく

31

一日中食いも寝もしないで考えたことがある。

…無駄だった。学んだ方が早い。


論語 アルファー2 論語 孔子 楽
アルファー:先生。これって論語の名言、「学ぶにしかざるなり」ですよね。

孔子:そうじゃ。たとえワシだろうと、一人の考えなど所詮たかが知れておる。先人や賢者の言葉に学んだ方が、結局は解決が早いことが多いものじゃて。

さらに詳しく

32

まともな貴族なら、自分の身に付けた技で給料を貰おうとする。

農夫が耕しても饑饉に遭うことがあるが、貴族的な技能を持っていれば食いはぐれない。
だから貴族は苦労して技能を習得するが、貧乏を心配しないのだ。


論語 アルファー5-2 論語 孔子 たしなめ
アルファー:先生、これって”耕せば食べられる”っていう意味じゃないんですか?

孔子:うむ。話しが通じんからと、「餒」(ダイ・飢える)を「餧」(イ・めし)をに書き間違える者がおるようじゃな。じゃが根拠は無い。

さらに詳しく

33

論語 ある人1
ある人「知識があっても、仁義を実践しない人は?」
孔子「知識が無いのと同然じゃ。」

ある人「知識で仁義を実践しても、ただのオッサンだったら?」
孔子「民にバカにされて終わるのじゃ。」

ある人「知識で仁義を実践する人に、地位も身分もあり、ただしやり方が礼法外れだったら?」
孔子「まだ立派とは言えないのう。」


論語 アルファー 15 論語 孔子 不愉快
アルファー:先生、知識があっても、仁義を実践しないって?

孔子:ほれ、いつの世の役人でもおるじゃろう? 試験秀才かも知れないが、得た権限をみんなの幸せのために使わず、私腹を肥やすことばかりに使う連中が。

さらに詳しく

34

我ら賢い君子の道は、そう簡単に分かるものではないぞよ。その代わり、天下の大仕事を担って立つのであるぞよ。反対に世間の有象無象どもの生きる道は、簡単に分かってしまうのであるぞよ。それだけに、そうした小者に大仕事を任せてはいけないのであるぞよ。


論語 アルファー 13 論語 孔子 焦り

アルファー:先生、何ですかこりゃ。

孔子:ワシ、こんなこと言うとらんぞ。

さらに詳しく

35

民は為政者の、仁=慈悲深い政治に飢えている。
飲み水やかまどの火よりも飢えている。
水死焼死は昔からある。
慈悲深さで死んだ者は一人もいない。


論語 アルファー5-2 論語 孔子 淡々
アルファー:先生、そうは言っても、唯一の仁者だった顔回さんって、若死にしちゃったんですよね。

孔子:ホホホ。仁が慈悲の意味になったのは、ワシより一世紀後の孟子くんからじゃと言うたじゃろう? この章は後世のでっち上げじゃ。それに自分が慈悲深いのと、慈悲深くして貰うことは、全然違うじゃろう?

さらに詳しく

36

それが貴族にかなった行いなら、私に逆らってでもやれ。


論語 アルファー25 論語 孔子 居直り
アルファー:あれ? 先生、子路さんが治水工事に駆り出された人に、自腹で給食を配った時、先生はやめさせましたよね。

孔子:そういう伝説を作った者がおるらしいな。民は殿様の領民だから、子路が勝手に可愛がるのは礼に反する、とな。殿様がケチで薄情だと言い回るのと同じじゃが、子路もれっきとした領主じゃ。領民を可愛がってイカンわけがない。

論語 アルファー5
アルファー:う~ん。論語に色々悪さをした人がいるいんですねえ。

さらに詳しく

37

占いを信じるな。インチキじゃぞ?


論語 アルファー6 孔子

アルファー:あれれ先生、「君子は貞にして諒ならず」って、”君子は基本が出来ているから、つまらないチマチマしたことにこだわらない”ってことじゃないんですか?

孔子:それは儒者どもが勝手に言った高慢ちきというものじゃ。ほれ、論語八佾篇でお祈りについて、「カミサマなどおりゃあせんぞ」と言うたじゃろう?

さらに詳しく

38

まじめに働いてから給料を貰え。


論語 アルファー5-2 論語 孔子 水面
アルファー:まあ仰る通りとは思いますけど、まじめだけでいいんですか?

孔子:うむ。輪を掛けて有能なら申し分ないのじゃが、弟子もたくさんおっての。皆が皆、有能というわけにはいかんのじゃよ。しかしまじめでありさえすれば、人に好かれる。それだけで十分ではないかね。

さらに詳しく

39

お前の努力が足りないから、勉強がちっとも進まんのだろうが。頭の悪さのせいにするな。


論語 アルファー27 論語 孔子 ぐるぐる
アルファー:先生、ちょっと厳しすぎやしませんか。

孔子:確かにの。じゃが、ワシはこんなこと言っておらん。ひょっとすると、「教育すれば誰でもまともになる」とは言ったかもしれんが。世の中に、教育を受け付けがたい者はおるじゃろう。しかし教育無しで放置する方が、罪が重かろう? これもわしの妄想かも知れぬが、人は人を教育するしか、社会をよくしてゆく手立てがないのじゃよ。

さらに詳しく

40

同志諸君!

志が違う者とは、くわだてを共にするわけにはいかないのだ。


論語 アルファー 15 論語 孔子 水面キラキラ
アルファー:先生、これって、自分の志を気軽にしゃべるな、ということですか?

孔子:その通りじゃよ。我が孔子一門に限るなら、政治工作の秘密をしゃべられては困るではないか。それに一般論としても、人は他人の夢には興味を持たぬ。熱く語ったところで嫌がられるし、嫌がられたら人間関係もうまくゆかぬ。孤独に自分の道を歩むしかないのじゃ。

さらに詳しく

41

言葉をこねくり回すな。
こんなもんはな、相手にわかりゃあいいんだ。


論語 アルファー6 論語 孔子 淡々
アルファー:先生、これもその通りと思いますが、先生は美しい言葉の言い方・書き方を教えていたんですよね?

孔子:うむ。貴族に必須の教養なのでな。じゃが中身が無くては言葉は無意味じゃ。ここにこの言葉を記した子貢は、言葉をひねくるしか能のない曽子や有若が、嫌いじゃったんじゃな。

さらに詳しく

42

論語 楽
盲目の楽師、ベンどのが訪ねて来られたので、手を取って導いた。
「段差です。ご注意を。」「あい。」
「お席です、お座りを。」「あい。」

一同が座った。
「みな座りました。誰はここ、彼はそこにいます。」「あい。あい。」

冕どのが帰られた。

論語 子張
子張「これが盲目の楽師さまとお話しする作法ですか?」
「そうだよ。昔からこうして助け申すのだ。」


論語 アルファー7 論語 孔子 水面
アルファー:先生、盲目の楽師さまって?

孔子:うむ。論語の時代、楽師はめしいが務めたのじゃ。楽師ばかりではない。神意を伺い申し上げる神官や、世の中の出来事を記す史官も、もとはめしいの職業じゃった。それだけ天に近いと思われておったんじゃな。

さらに詳しく


論語 アルファー 10
アルファー:論語衛霊公篇はこれでおしまいです。みなさん、おつかれさまでした。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

関連記事(一部広告含む)