論語語釈「うらみ」

語義・語源

大漢和辞典

憾 大漢和辞典

怨 大漢和辞典

恨 大漢和辞典

学研漢和大字典 字通
感は「心+音符」の会意兼形声文字で、心に強くショックを受けること。憾は「心+音符感」の会意兼形声文字で、残念な感じが強いショックとして心に残ること。歉-慊(ものたりず残念なこと)と同系のことば。

声符は感。感は祝禱の器である囗(𠙵さい)に、聖器である戊(まさかり)を加えて緘し、神の感応を待つ意。そのようにして動かすことを撼、他から憂傷を受けることを憾という。〔左伝、哀十七年〕「陳に憾有り」とは、遺恨の意。

エンは、人が二人体を曲げて小さくまるくかがんださま。怨は「心+音符夗の会意兼形声文字で、心が押し曲げられてかがんだ感じ。いじめられて発散できない残念な気持のこと。宛(まるく曲がる)と同系のことば。 声符は夗。〔説文〕十下に「いかるなり」という。夗は人の坐する形。廟中に坐して祈る姿は宛、心に憂えることがあって、祈るような心情を怨という。古文は令にに従うが、令とは神意を聞く意である。
コンは「目+(ナイフ)」からなり、ナイフを突き刺して、目の縁に入れ墨をし、いつまでも痕を残すこと。恨は「心+音符艮」の会意兼形声文字で、じっと心中にきずあとをのこし、根に持つこと。根(じっといつまでもあとをのこす木のね)-痕(じっといつまでもあとを残す)と同系のことば。 声符は艮。艮は邪眼の呪禁によって、進みえないでしりぞく形。欲する所をえないで、不本意とすることをいう。〔荀子、成相〕「戒むることを知らずんば、後必ず恨み有らん」とは後悔の意。〔説文〕十下に「怨むなり」とみえる。

論語での用例

  1. 顏淵、季路侍。子曰:「盍各言爾志?」子路曰:「願車馬、衣輕裘,與朋友共。敝之而無憾。」顏淵曰:「願無伐善,無施勞。」子路曰:「願聞子之志。」子曰:「老者安之,朋友信之,少者懷之。」(公冶長)

  1. 子曰:「放於利而行,多怨。」(里仁)
  2. 子曰:「事父母幾諫。見志不從,又敬不違,勞而不怨。」(里仁)
  3. 子曰:「伯夷、叔齊不念舊惡,怨是用希。」(公冶長)
  4. 子曰:「巧言、令色、足恭,左丘明恥之,丘亦恥之。匿怨而友其人,左丘明恥之,丘亦恥之。」(公冶長)
  5. 冉有曰:「夫子為衛君乎?」子貢曰:「諾。吾將問之。」入,曰:「伯夷、叔齊何人也?」曰:「古之賢人也。」曰:「怨乎?」曰:「求仁而得仁,又何怨。」出,曰:「夫子不為也。」(述而)
  6. 仲弓問仁。子曰:「出門如見大賓,使民如承大祭。己所不欲,勿施於人。在邦無怨,在家無怨。」仲弓曰:「雍雖不敏,請事斯語矣。」(顏淵)
  7. 憲問恥。子曰:「邦有道,穀;邦無道,穀,恥也。」「克、伐、怨、欲不行焉,可以為仁矣?」子曰:「可以為難矣,仁則吾不知也。」(憲問)
  8. 或問子產。子曰:「惠人也。」問子西。曰:「彼哉!彼哉!」問管仲。曰:「人也。奪伯氏駢邑三百,飯疏食,沒齒,無怨言。」(憲問)
  9. 子曰:「貧而無怨難,富而無驕易。」(憲問)
  10. 或曰:「以德報怨,何如?」子曰:「何以報德?以直報怨,以德報德。」(憲問)
  11. 子曰:「莫我知也夫!」子貢曰:「何為其莫知子也?」子曰:「不怨天,不尤人。下學而上達。知我者,其天乎!」(憲問)
  12. 子曰:「躬自厚而薄責於人,則遠怨矣。」(衛靈公)
  13. 子曰:「小子!何莫學夫詩?詩,可以興,可以觀,可以群,可以怨。邇之事父,遠之事君。多識於鳥獸草木之名。」(陽貨)
  14. 子曰:「唯女子與小人為難養也,近之則不孫,遠之則怨。」(陽貨)
  15. 周公謂魯公曰:「君子不施其親,不使大臣怨乎不以。故舊無大故,則不棄也。無求備於一人。」(微子)
  16. 子張問於孔子曰:「何如斯可以從政矣?」子曰:「尊五美,屏四惡,斯可以從政矣。」子張曰:「何謂五美?」子曰:「君子惠而不費,勞而不怨,欲而不貪,泰而不驕,威而不猛。」子張曰:「何謂惠而不費?」子曰:「因民之所利而利之,斯不亦惠而不費乎?擇可勞而勞之,又誰怨?欲仁而得仁,又焉貪?君子無眾寡,無小大,無敢慢,斯不亦泰而不驕乎?君子正其衣冠,尊其瞻視,儼然人望而畏之,斯不亦威而不猛乎?」子張曰:「何謂四惡?」子曰:「不教而殺謂之虐;不戒視成謂之暴;慢令致期謂之賊;猶之與人也,出納之吝,謂之有司。」(堯曰)

なし。

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