論語語釈「ツ」

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語釈 urlリンクミス

通(ツ/ツウ・10画)

→通(トウ・10画)

追(ツイ・9画)

追 金文 追 甲骨文
余贎乘兒鐘・春秋末期/甲骨文

初出は甲骨文。カールグレン上古音はti̯wər(平)。甲骨文の字形は「𠂤」”師”+「止」”あし”で、軍隊が追撃する事を示す。「漢語多功能字庫」によると、西周早期の「ショク令方尊」に、すでに”故人に供え物をしてまつる”の意があるという。

学研漢和大字典

形声。右側の字(音タイ・ツイ)は、物を積み重ねたさまを描いた象形文字。堆(タイ)と同じ。追においては音をあらわすだけで、その原義とは関係がない。順や循(ジュン)(あとに従う)は、追の語尾がnに転じた語で、追と同系。類義語の逐(チク)は、つつくようにしておい払うこと。

語義

  1. {動詞}おう(おふ)。先にいくもののあとをおう。ルートをたどっておいかける。《類義語》逐(チク)。「追跡」「追我者誰也=我を追ふ者は誰ぞや」〔孟子・離下〕
  2. {動詞}おう(おふ)。事のすんだあとからおいかけて、必要な事をつけ加える。「追記」「追認」。
  3. {動詞}おう(おふ)。逃がさないようにつかまえる。おいつく。《類義語》及。「追及」「来前猶可追=来たる前はなほ追ふべし」〔論語・微子〕

字通

[会意]𠂤(し)+辵(ちやく)。〔説文〕二下に「逐ふなり」とし、𠂤(たい)声とする。次条に「逐は追ふなり」と互訓し、逐を会意とするが、追・逐とも会意である。〔説文〕は𠂤を小阜(ふ)にして堆土の意とするが、𠂤は卜文・金文に師旅の師の字に用い、その初文。軍を派遣するとき、軍社の祭肉を奉じてゆくが、𠂤はその祭肉の象。遣は𠂤を両手で奉じてゆく形。追とは軍を派遣して追撃することをいう。逐は田猟に用い、獣を逐う意である。また鎚(たい)と通用し、うちきたえることをいう。

墜(ツイ・15画)

初出は甲骨文だが、「隊」dʰwəd(去)と書き分けられていない。現伝字形の初出は説文解字。カールグレン上古音はdʰi̯wəd(去)。同音は「懟」(去)”うらむ”のみ。論語子張篇21の漢石経では「隧」dzi̯wəd(去)と記す。論語語釈「隧」も参照。

漢語多功能字庫

本作「」,後增「」旁,寫作「」。「」從「」,「」聲。本義是墜下、墜落。


もとは「隊」と記し、後に「土」が付加され、「墜」と書かれるようになった。「墜」は「土」の字形に属し、「隊」の音。原義は”降りる”・”落ちる”。

学研漢和大字

会意兼形声。隊の右側の字(音スイ)は、太ってずっしりと重い豚。隊(タイ)はそれに鷀(おか)を加えた会意兼形声文字で、丘の重い土が、ずしんとおちること。堆(タイ)(太く重い集積)と同系のことば。隊は、のち、人間の集団を意味するのに専用されたので、さらに土を加えた墜(ツイ)の字で、隊の原義をあらわすようになった。墜は「土+(音符)隊」。鎚(ツイ)(ずしんと重くおちかかる金づち)・槌(ツイ)(木づち)・碓(ツイ)(重くのしかかる石うすや重し)などと同系。

語義

  1. {動詞}おちる(おつ)。おとす。重い物がずしんとおちる。また、おとす。「墜落」「文武之道、未墜於地=文武の道、いまだ地に墜ちず」〔論語・子張〕

字通

[形声]声符は也(や)。也に池・馳(ち)の声がある。字の初文は墜に作り、その字は会意。神梯を示す𨸏(ふ)の前に、犬牲などをおき、土(社)神を設けて、陟降する神を祀るところ。神の降りたつことを隊という。墜はのち墜落の意となり、墜に代わる形声の字として地が作られた。〔説文〕十三下に「元气初めて分れ、輕淸にして昜(やう)(陽)なるものは天と爲り、重濁して陰(いん)(陰)なるものは地と爲る。萬物の敶列(ちんれつ)する所なり」(段注本)とあって、地と敶(陳)の双声によって訓している。〔経籍䉵詁〕にあげる「底なり。大なり。諟なり。諦なり。施なり。易なり。土なり」などの訓も、音の関係を以て訓するものであるが、本義は神の降り立つところをいう。〔説文〕に籀文(ちゆうぶん)として墬をあげるが、墬は䧘(たん)声で声が異なり、土部の〔説文新附〕にあげる墜(つい)が、地の初文であろう。金文に墜の初文を■(阝+上下に八+豕)・■(上下に八+豕)に作る。地には異体の字が多く、埊は則天武后の新字十九字の一で山・水・土を合わせたもの、他に〔新撰字鏡〕に上古文二字、古文三字を録し、〔竜龕手鏡〕にも埊を含めて古文三字を録している。

警告

漢文業界の者は嘘つき中国人そっくりで、微塵も信用ならぬ(→理由)ので、数言申し上ぐ。


出典明記の引用は自由だし、訳者に連絡のお気遣いも不要だが(ただしネット上では可動リンク必須)、盗用・剽窃は居合を嗜む有段者の訳者が、櫓櫂の及ぶ限り追い詰める。

言い訳無用。訳者が「やった」と思えば全国どこでも押し込む。頭にきたら海外にも出かけ、バッサリやってすぐ帰る。暇であるし、惜しむものを持っていないし、面倒が苦にならぬゆえ、こうして古典を研究している。空港の刃物検査通過は、やったことがあるが存外簡単だ。

刀の手入れは毎日している。そして未だ人を斬ったことが無い。

盗作・剽窃の通報歓迎。下手人を成敗した後、薄謝進呈。他人にやらせた者も同罪、まずそ奴から追い回してぶっ○○る。もし長生きしたいなら、悪いことはせぬものだ。朴ったら○すぞ。それでもやるなら、覚悟致せ。



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