論語語釈「ル」

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語釈 urlリンクミス

屢(ル・14画)

初出は後漢の『説文解字』。論語の時代に存在しない。カールグレン上古音はgli̯u(去)。同音は婁”むなしい・あらい”を部品とする漢字群。

学研漢和大字典

会意兼形声。婁(ル)は「母+中+女」の会意文字で、女性をとらえてじゅずつなぎにすることを示す。屢は「尸(ひと)+(音符)婁」で、連なっておこること。

語義

  1. {副詞}しばしば。引き続いておこる意をあらわすことば。しょっちゅう。たびたび。《類義語》数。「鮭憎於人=鮭人に憎まる」〔論語・公冶長〕。「員瓢屢空=員瓢屢空し」〔陶潜・五柳先生伝〕

字通

(条目無し)

中日大字典

しばしば.たびたび.何度も.
〔屡屡〕同前.
〔屡创chuàng新记录〕幾度も新記録を出す.
〔屡有发明〕たびたび発明をした.

誄(ルイ・13画)

初出は後漢の説文解字。論語の時代に存在しない。カールグレン上古音はli̯wər(上)。

学研漢和大字典

会意。耒(ライ)は、田畑にすじめをつけるすきを描いた象形文字。誄は「言+耒(すじめをつける)」で、生きている時の行跡を順序よくならべて整理したことばをあらわす。

語義

  1. {名詞}死者の生前の功績・徳行を整理してほめたたえることば・文章。
  2. (ルイス){動詞}死者をたたえることばをつくって贈る。「賤不誄貴、幼不誄長=賤は貴を誄せず、幼は長を誄せず」〔礼記・曾子問

字通

[形声]声符は耒(るい)。〔説文〕三上に「諡(おくりな)するなり」とあり、生前の事功を述べて哀悼し、諡することをいう。〔論語、述而〕に「誄に曰く、爾(なんぢ)を上下(しやうか)の神祇に禱る」とあり、〔釋文〕に、〔説文〕は字を讄に作り、纍(るい)声に従う字であるという。その辞はわが国の祝詞のように、くりかえしや層累法の多い荘重な文体であったのであろう。

縲(ルイ・17画)

初出は後漢の『説文解字』にも見えない。カールグレン上古音はli̯wər(平)。部品の「累」li̯wăr(上/去)に”つなぐ”意があるが、初出は漢代の隷書

学研漢和大字典

会意兼形声。「糸+(音符)累(ルイ)(重なりつらなる)」。

語義

  1. 「縲絏(ルイセツ)」とは、罪人をしばる長いなわ。また、転じて牢屋(ロウヤ)。《同義語》⇒縲紲。「雖在縲絏之中、非其罪也=縲絏の中に在りと雖も、其の罪に非ざるなり」〔論語・公冶長〕

字通

[形声]声符は累(るい)。累に繋留する意がある。縲紲(るいせつ)は罪人を捕える黒縄。獄につながれることをいう。

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