論語語釈「ク」

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語釈 urlリンクミス

具(ク・8画)

初出は甲骨文。カールグレン上古音はgʰi̯u(去)。「グ」は呉音。

学研漢和大字典

会意。上部は鼎(カナエ)の形、下部に両手を添えて、食物を鼎にそろえてさし出すさまを示す。そろえる、ひとそろい、そろえた用具などの意を含む。類義語に備。草書体をひらがな「く」として使うこともある。

語義

  1. {動詞}そなわる(そなはる)。そなえる(そなふ)。おぜんだてがそろう。必要な物をそろえる。「具備」「令既具未布=令既に具はりていまだ布かず」〔史記・商君〕
  2. {動詞}そなわる(そなはる)。そなえる(そなふ)。いちおう形をそなえる。どうにか数だけそろえる。「具数(頭数だけそろえる)」「冉牛閔子顔淵、則具体而微=冉牛閔子顔淵は、則ち体を具へて微なり」〔孟子・公上〕
  3. {名詞}仕事のためそろえておく用具。「道具」。
  4. {副詞}つぶさに。具体的に。こまごまと。欠けめなくひとそろい。「具答之=具にこれに答ふ」〔陶潜・桃花源詩・古事記〕
  5. {副詞}ともに。あれもこれも。
  6. 《日本語での特別な意味》
    ①ぐ。五目ずし・雑煮などの料理にきざんでまぜ加える魚肉や野菜などのこと。
    ②衣服・器具などの一そろいになっているものを数えることば。「よろい二具」。

字通

[会意]貝+廾(きょう)。廾は両手。貝はもと鼎の形に作り、両手で鼎を奉ずる象。〔説文〕三上に「共(供)置するなり。廾に從ひ、貝の省に從ふ。古は貝を以て貨と爲す」というが、〔詩、小雅、無羊〕に「爾(なんぢ)の牲則ち具(そな)はる」というように、犠牲などの具備する意。儀礼のときの彝器(いき)鼎実(鼎の中実)の備わることを具といった。その数などに定めがあり、その備わることを備具という。

矩(ク・10画)

論語 矩 金文 論語 己 曲尺
伯矩盤・西周早期

初出は西周早期の金文。カールグレン上古音はki̯wo(上)。原義は”直角定規”。

学研漢和大字典

会意兼形声文字で、巨(キョ)は、かぎ型の定規にとっ手のついたさまを描いた象形文字。矩は「矢(昔は、物の長さを矢ではかった)+〔音符〕巨」で、角度や長さを計るかぎ型の定規。

距(上端と下端がへだたっている)・虚(真ん中がくぼんでいる)などと同系のことば。

意味

  1. {名詞}さしがね。かぎ型の定規。《類義語》規。「規矩(キク)(はかる道具、物事の標準)」。
  2. {名詞}のり。一定の規準。かどめ。コースや、わく。「不踰矩=矩を踰えず」〔論語・為政〕

字通

[形声]声符は巨。巨は矩の初文で、さしがねの形。〔説文〕五上に巨をその正字とし、「或いは木・矢に從ふ。矢なる者は其の中正なり」とする。その矢の部分は、金文では巨をもつ人の形に作る。規矩と連用し、規は円を作るぶんまわしをいう字であるが、今は定規のように用いる。

俱/倶(ク・10画)

倶 金文
㝬鐘(金)・西周末期

初出は西周末期の金文。カールグレン上古音はki̯u(平)。「グ」は慣用音。

学研漢和大字典

会意兼形声。具(グ)は、「貴重な物+両手」の会意文字で、物をそろえて両手で差し出すさま。そろえる、そろうの意を含む。倶は「人+(音符)具」で、人々がいっしょにそろって行動すること。のち、副詞となる。類義語に共。

語義

  1. {副詞}ともに。→語法。
  2. {動詞}ともにする(ともにす)。いっしょにいく。「道可載而与之倶也=道は載せてこれと倶にすべきなり」〔荘子・天運〕

語法

「ともに」とよみ、「つれだって」「そろって」「両方とも」と訳す。二者が同様にという意を示す。《対語》独(ドク)。《類義語》偕(カイ)。「父母倶存兄弟無故、一楽也=父母倶(とも)に存し兄弟故無(な)きは、一の楽しみなり」〈父母がそろって健在で兄弟にもさしたる事がない、これが一つの楽しみである〉〔孟子・尽上〕

字通

[形声]声符は具(ぐ)。具は鼎を両手で奉ずる形で、供薦するものが備具する意。〔説文〕八上に「皆なり」とあり、祭事に奉仕する人員の備わることをいう。

懼(ク・21画)

論語 懼 金文 論語 鳩 懼
(金文)

論語の本章では『大漢和辞典』の第一義と同じく”おそれる”。この字の初出は上掲の戦国末期の中山王の青銅器に鋳込まれた金文で、論語の時代に存在しない。カールグレン上古音はɡhi̯wo(去)で、同音は瞿(見る・驚き見る)を部品とする漢字群。しかし瞿の初出も戦国文字。置換候補は「虞」ŋi̯wo(平)

学研漢和大字典

意兼形声。瞿(ク)は「目二つ+隹(とり)」の会意文字で、鳥が目をきょろきょろさせること。懼は「心+(音符)瞿」で、目をおどおどさせる不安な気持ち。危虞(キグ)の虞(おそれ)と同系。類義語に恐。

語義

  1. {動詞}おそれる(おそる)。びくびくする。目をおどおどと動かす。「恐懼(キョウク)」「一則以懼=一に則ち以て懼る」〔論語・里仁〕
  2. {名詞}おそれ。おどおどする気持ち。心配。「能無懼而已矣=能く懼れ無きのみ」〔孟子・公上〕
  3. {名詞}おそれ。警戒すべき事がら。あってはならないと用心すること。

字通

[形声]声符は瞿(く)。瞿は鳥が左右視しておどろくさま。その心情を懼という。金文の〔毛公鼎〕に「烏虖(ああ)、𧾱(おそ)るる余(われ)小子、家、艱(かん)に湛(しづ)めり」の句があり、古くは𧾱をその義に用いた。〔説文〕二上に「𧾱は走り顧みる皃なり」とするが、懼の初文である。

隅(グ・12画)

初出は後漢の説文解字。論語の時代に存在しない。カールグレン上古音はŋi̯u(平)。同音に禺”おながざる”とそれを部品とする漢字群。うち嵎に”すみ”の意があるが、初出は後漢の『説文解字』。「グウ」は慣用音。

学研漢和大字典

会意兼形声文字で、禺(グウ)は、頭の大きい人まねざるを描いた象形文字で、似たものが他にもう一つある、の意を含む。隅は「阜(土盛り)+(音符)禺」で、土盛りをして□型や冂型にかこんだとき、一つ以上同じようなかどのできるかたすみ。偶(グウ)(人に似た人形)・寓(グウ)(本宅のほかにもう一つある仮住まい)などと同系。類義語に隩。

語義

  1. {名詞}すみ。かたすみ。二つの線または面が、まじわってできたかど。「辺隅(遠いかたすみ)」「北断剣閣隅=北のかた剣閣の隅を断つ」〔杜甫・草堂〕
  2. {名詞}すみ。方形の四すみの一つ。「挙隅」「挙一隅不以三隅反=一隅を挙げて三隅を以て反せず」〔論語・述而〕
  3. {名詞}廉(二面のまじわったかどの線)に対して、三面がまじわってできたかどのこと。「廉隅(かどめ、けじめ。かどばって筋をたて、ゆるがせにしないこと)」。
  4. 《日本語での特別な意味》「大隅(オオスミ)」の略。「薩隅」。

字通

[形声]声符は禺(ぐ)。〔説文〕十四下に「陬(すう)なり」、前条の陬に「阪隅なり」とあり、山隅の意とする。およそ僻隅のところは神霊の住むところで、字もまた神梯を示す阜(ふ)に従う。禺は顒然(ぎょうぜん)たる木偶の意があり、神異のものを示すとみられる。

愚(グ・13画)

論語 愚 金文 禺 愚 金文
「愚」中山王鼎・戦国末期
「禺」趙孟庎壺・春秋末期

初出は上掲戦国末期の金文で、論語の時代に存在しない。春秋末期の「趙孟庎壺」に見える字「禺」は、「遇」とみられ”おろか”の意ではない。ただし部品「禺」はオナガザルの象形であり、『学研漢和大字典』による語源が正しいとすれば”おろか”を示し得る。カールグレン上古音はŋi̯u。同音に下掲禺(オナガザル)を筆頭にそれを部品に持つ漢字群。おそらく論語の時代「禺」と書き、”猿真似(する愚か者)”を意味していたと想像する。

どうも中国古代で「ク・グ」という音には”おろか”の意があったらしく、𡓿・遇(以上グ)、溝・瞉・贛・佝・倥・傋・怐・戇(以上ク)などを挙げ得、k系統の近音となると更に多数にのぼる。

佝 金文

「佝」季□父簋蓋・西周末期

中でも「佝」はカールグレン上古音は不明だが、『学研漢和大字典』に記載の藤堂上古音はhugであり、同「愚」のŋugときわめて近い。もう一つの置換候補として提示する。

また『字通』愚条では部品の禺を禹と「構造は…近く」と述べ、「二竜相交わる形。禺もおそらくその形で、竜蛇の類であるらしく、禺𤠾ちゅは東海の海神、禺きょうは北海の海神の名。顒然といて動作のゆるやかな状態は機略に乏しく、愚鈍の意に用いられる」という。

なお孔子は論語先進篇17で曽子を「ウスノロ」と評すると同時に、弟子の子羔を「柴や愚」と評している。

学研漢和大字典

論語 猿 愚
会意兼形声文字で、禺(グウ)は、おろかな物まねざるのこと。愚は「心+〔音符〕禺」で、おろかで鈍い心のこと。偶像の偶(人に似ているが動作のできない人形)と同系のことば。

意味

  1. {形容詞}おろか(おろかなり)。知恵の働きが鈍い。《対語》⇒智・賢。「暗愚」「容貌若愚=容貌愚かなるがごとし」〔史記・老子〕
  2. {名詞}おろか者。「鮑叔不以我為愚=鮑叔我を以て愚と為さず」〔史記・管仲〕
  3. {名詞}自分、または自分に関するものを謙そんしていうことば。「愚見」「愚以為=愚以為へらく」〔諸葛亮・出師表〕
  4. (グトス){動詞}おろかな者と考える。ばかにする。

字通

禺(グウ)は頭の大きなものの形。字の構造は禺より禹(ウ)に近く、禹は二竜相交わる形。禺もおそらくその形で、竜蛇のたぐいであるらしく、頭が大きくて動作の緩やかな状態は機略に乏しく、愚鈍の意に用いる。

虞(グ・13画)

論語 虞 金文
虞𤔲寇壺・西周末期

初出は西周中期の金文。カールグレン上古音はŋi̯wo(平)。

学研漢和大字典

形声。「虍(とら)+(音符)呉(ゴ)」で、もと、虎(トラ)のようにすばしこい動物のこと。ただし、普通は、あらかじめ心を配るの意に用いる。類義語に思・恐。

語義

  1. {動詞}おもんぱかる。あらかじめ、先のことを考える。先を見こして考慮する。《類義語》慮。「不虞(フグ)(不慮。予想もしない)」「有不虞之誉=虞らざるの誉れ有り」〔孟子・離上〕
  2. {動詞・名詞}おそれる(おそる)。おそれ。先のことを考えて心配する。あれこれと気をまわして心配する。うれい。心配。「危虞(あやぶんで心配する)」「可虞=虞るべし」。
  3. {動詞・形容詞}にぎやかに楽しむ。また、そのさま。▽娯楽の娯に当てた用法。「覇者之民、驩虞如也=覇者之民は、驩虞如也」〔孟子・尽上〕
  4. {名詞}中国古代の王朝の名。舜(シュン)が帝位についていた時代。▽今の山西省平陸県の虞城は、その子孫の封地。また、河南省の虞城もそのゆかりの地であるという。「虞舜(グシュン)(帝舜のこと)」。
  5. {名詞}周代、山林や沼沢を管理し狩猟のことをつかさどった役目の官。〔書経・舜典〕
  6. {名詞}父母の埋葬をおわり、家に帰ってから行う忌み明けの祭り。「虞祭(グサイ)」。
  7. 「騶虞(スウグ)」とは、足のはやい馬のこと。

字通

[形声]声符は吳(呉)(ご)。吳は祝禱の器(𠙵(さい))を捧げて舞い祈る形。神を楽しませ、神意をやわらげることをいう。〔説文〕五上に「騶虞(すうぐ)なり。白虎黒文、尾は身より長し。仁獸なり。自ら死せるの肉を食す」とあり、〔詩、召南、騶虞〕にその徳を歌うが、想象上の聖獣である。〔周礼、地官〕に山虞・沢虞の職があり、山沢の狩猟を掌る。〔国語、晋語四〕に「(周の文王)其の位に卽くに及び、八虞に詢(はか)る」とあって、軍事を諮問するをいう。字が虎頭の形に従うのは、劇・戲(戯)が軍戯から出た字であるように、虞も軍礼や狩猟と関係があるのであろう。その予備儀礼として、神を楽しませる祝禱の儀礼が行われた。

君(クン・7画)

論語 君 金文
史頌鼎・西周晚期

初出は甲骨文。カールグレン上古音はki̯wən(平)。論語では「君子」との熟語で他出。その意味には多様性がある。「君子」については論語語釈「君子」を参照。

学研漢和大字典

会意兼形声文字で、尹は、手と亅印の会意文字。上下を調和する働きを示す。もと、神と人の間をとりもっておさめる聖職のこと。君は「口+(音符)尹(イン)」で、尹に口を加えて号令する意を添えたもの。人々に号令して円満周到におさめまとめる人をいう。

「平均」の均(まんべんなくまとめる)と同系のことば。

意味

  1. {名詞}きみ。人民をおさめる王。▽もと、天と地、神と人の間を周到にとりもつ聖なる職のことをいい、のち、人々をおさめる王のことをいう。「君主」「君哉舜也=君なる哉舜也」〔孟子・滕上〕
  2. {名詞}きみ。諸侯や大名。「弑其君=其の君を弑す」〔孟子・梁上〕
  3. {名詞}きみ。人を尊んで呼ぶことば。「如其不才、君可自取=もし其れ不才ならば、君自ら取るべし」〔蜀志・諸葛亮〕
  4. {名詞}世代が上位である肉親、またそれに準ずる者を尊んで呼ぶことば。「先君(先祖を尊んで呼ぶことば)」「厳君(父を尊んで呼ぶことば)」。
  5. {名詞}きみ。夫婦の間で互いに敬愛して呼ぶ呼び方。「君家、婦難為=君の家、婦は為り難し」〔古楽府・焦仲卿妻〕
  6. {名詞}妻や、貴婦人を呼ぶ呼び方。「細君(妻のこと)」「帰遺細君=帰りて細君に遺る」〔漢書・東方朔〕
  7. {動詞}君主としての役を果たす。君として臨む。「君不君=君君たらず」〔論語・顔淵〕
  8. 《日本語での特別な意味》きみ。つ男が対等または目下の相手をややていねいに呼ぶことば。づ遊女のこと。

字通

「君」はいん+口。尹は神杖をもつ聖職者、口(𠙵さい)は祝詞を収める器。巫祝の長をいう字であった。〔説文〕二上に「尊なり」と訓し「尹に従い、号を発す。故に口に従う」とするが、口は祝禱を示す。周の創業をたすけた召公は金文に「皇天尹大保」とよばれ、〔書〕では「君せき」とあって、尹・君・保はみな聖職者としての称号であった。王侯の夫人を古く「君氏」というのも、かつて女巫が君長であったなごりであろう。〔左伝、襄十四年〕に「夫れ君は神の主なり」とあり、君はもと神巫の称であった。のち祭政の権を兼ねて君王の意となり、古い氏族時代には、その地域の統治者を里君といった。

訓義

(1)きみ、君王、統治者。(2)おさ、かしら、身分ある人の敬称。(3)尊属者の敬称。(4)対称。敬愛の意を含めていう。(5)神霊その他、畏敬すべきものに用いる。

大漢和辞典

君 大漢和辞典
君 大漢和辞典
君 大漢和辞典
君 大漢和辞典

羣/群(クン・13画)

群 金文
子璋鐘・春秋末期

初出は春秋末期の金文。カールグレン上古音はgʰi̯wən(平)。「グン」は呉音。

学研漢和大字典

会意兼形声。君(クン)は「口+(音符)尹(イン)」から成り、まるくまとめる意を含む。群は「羊+(音符)君」で、羊がまるくまとまってむれをなすこと。裙(クン)(まるくすそをまくスカート)・梱(コン)(まるくまとめてしばる)・軍(円陣をなしてむれる軍隊)・郡(中心をとりまいた地方区)などと同系。類義語に族。「むらがる」「むらがり」は「叢る」「簇る」「叢り」「簇り」とも書く。

語義

  1. {名詞}むれ。ひとかたまりになったあつまり。また、なかま。「大群」「吾離群而索居=吾群を離れて索居す」〔礼記・檀弓上〕
  2. (グンス){動詞}むらがる。むれる(むる)。まるく円陣をなして集まる。仲間たちが一つ所に集まる。「群集」「群而不党=群して党せず」〔論語・衛霊公〕

字通

[形声]声符は君(くん)。〔説文〕四上に「輩なり」、〔玉篇〕に「朋なり」と訓するが、もと獣の群集する意である。〔詩、小雅、無羊〕は牧場開きを祝う詩で、「三百維(こ)れ群す」とその多産を予祝する。羊や鹿の類には群集する習性があるので、羊には群といい、鹿には攈(くん)という。これを人に移して群衆という。金文の〔陳侯午敦(ちんこうごたい)〕に「群諸侯」の語がみえている。

軍(グン・9画)

初出は春秋末期の金文。ゆえに孔子や一門にとっては、耳新しい言葉だったろう。カールグレン上古音はki̯wən(平)。

学研漢和大字典

会意。「車+勹(外側をとりまく)」で、兵車で円陣をつくってとりまくことを示す。古代の戦争は車戦であって、まるく円をえがいて陣どった集団の意。のち、軍隊の集団をあらわす。運(まるくめぐる)・群(まるくまとまった集団)と同系。

語義

  1. {名詞}つわもの(つはもの)。兵士。兵士で組織した集団。「軍団」。
  2. {名詞}いくさ。軍隊を用いるたたかい。「軍役」「軍船」。
  3. (グンス){動詞}兵隊が駐屯(チュウトン)する。
  4. {名詞}古代の兵制。一軍は、一万二千五百人。
  5. {名詞}宋(ソウ)代の行政区画の名。州・府・監とともに路に属した。
  6. {名詞}刑罰の一つ。犯罪者を遠隔地に送って服役させた。「充軍」。

字通

[象形]車上に旗を立て、なびかせている形。兵車を以て全軍に指麾(しき)することをいう。〔説文〕十四上に「圜(まる)く圍むなり。四千人を軍と爲す。車に從ひ、包の省に從ふ。車は兵車なり」という。包に従って包囲の意を示すとするが、勹(ほう)は金文の字形によると旗のなびく形。旌旗を以て指麾する意。〔礼記、曲礼上〕に「前に士師有るときは、則ち虎皮を載(あ)ぐ」のように、情況に応じて指示する徽号の旗をあげた。指麾を取ることをまた揮といい、軍を動詞化した語である。指麾に従って軍を移動することを運という。
論語 春秋戦国時代 戦車

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