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訳者覚え書き

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訳者覚え書き

孔子は犬肉を食ったか?

孔子先生はグルメでござる孔子家語を訳していて、「六畜」という言葉が出てきた。辞書的には、牛・馬・羊・豚・鶏・犬であり、いずれも食材である。「犬を食う」と聞いてたいがいの現代日本人は「エェーッ!!」だろうが、よく考えたら縄文時代のご先祖様は、...
訳者覚え書き

『論語』と『論語と算盤』

論語の成立過程とよく似ている渋沢栄一翁の『論語と算盤』、それと『論語』。両者を現代語訳しつつここまで来たが、二つはその成立過程が似ているらしい。どちらも師匠没後に弟子が集まって、記録されたメモをまとめて書物にしている。両者の違いは、『論語と...
訳者覚え書き

『論語』泰伯篇を読んで

論語泰伯篇に見る孔子一門の暗躍論語の現代語訳を一旦終え、再度細かく訳す作業も泰伯篇まで来た。速読向けの速訳をして気付いたのだが、泰伯篇からぼんやり者の曽子の言葉を省くと、孔子が呉国の誰かを応接している話として理解できる。当時の呉は国王夫差の...
訳者覚え書き

渋沢栄一『論語と算盤』現代語訳について

『論語と算盤』の読みにくさ『論語と算盤』を流行に乗ろうとして訳し始めた。たかだか100年前の日本語だから、言語そのものは大して難しくはないが、時に文脈が無茶苦茶で実に訳しにくい。さらに同じ事の繰り返しが多く、文意を現代日本語に直すともとの半...
訳者覚え書き

澹臺滅明(たんだいめつめい)は実在の人物ではない?

加地伸行によれば、論語は現存する中国最古の書籍だという。そこまで古いだけに記されている言葉は、後世の複雑化し謎解きのようになってしまった漢文とは異なり、文法的に比較的単純だから、読みやすい。しかし一つ一つの単語について見ると、意味が不明なも...
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