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『論語』里仁篇:現代語訳・書き下し・原文

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『論語』里仁篇:現代語訳・書き下し・原文

論語詳解067里仁篇第四(1)里や、仁はよき為り*

論語里仁篇(1)要約:孔子先生が一人息子の鯉に語ったお説教。現在流布している「隣近所の人情味はよいものだ」という解釈には、千年以上にわたっての間違いが積み重なっており、解きほぐすのは容易ではありません。論語:原文・書き下し原文(唐開成石経)...
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論語詳解068里仁篇第四(2)不仁者は約に’

論語里仁篇(2)要約:後世の創作の疑いあり。孟子以来の「仁義」を売り出すため、慈悲深くすると逆境に耐えられ、幸運は長く続き、心身健康で偉い人に誉められる、と。まことに現世利益なことを、ニセ孔子先生に語らせます。論語:原文・書き下し原文(唐開...
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論語詳解069里仁篇第四(3)ただ仁者のみ人を°

論語里仁篇(3)要約:庶民なら好き嫌いで判断を決めていいが、大勢の人の運命を背負う君子は、合理的な判断をしなければなりません。政治や軍事の場では、イヤな奴とも必要なら手を握っていいよ。孔子先生の打算的なお説教。論語:原文・書き下し原文(唐開...
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論語詳解070里仁篇第四(4)まことに仁に志さば*

論語里仁篇(4)要約:おそらく孟子による創作。本気で仁者になりたかったら、悪いことをするな。それはそのとおりで、仁者の語義が孟子以降の「仁義」=”情け深さ”なら、なるほど悪事を働いてはいい人になれません。論語:原文・書き下し原文(唐開成石経...
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論語詳解071里仁篇第四(5)富と貴きとは*

論語里仁篇(5)要約:後世の創作。その心が違う二つの話が、現在では一つになっていますが、後半は史実の可能性があります。塾生諸君、成り上がりたいなら、ひたすら貴族らしい振る舞いを心掛けなさい。それは洪水の時にもですよと。論語:原文・書き下し原...
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論語詳解072里仁篇第四(6)我未だ仁を好む者°

論語里仁篇(6)要約:孔子塾は庶民が入門し、貴族にふさわしい技能教養を身につけ、君子へ成り上がる学塾でした。塾ですから、真面目な弟子とそうでない弟子がいます。もう少し真面目に稽古しなさい。そういう孔子先生のお説教。論語:原文・書き下し原文(...
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論語詳解073里仁篇第四(7)民のとがや*

論語里仁篇(7)要約:後世の創作。古代中国も、他の文明圏同様、犯罪は一族や隣近所まで連座します。身近に犯罪者が出てしまった時、情け深い人ならかくまったり弁護したりするでしょうが、薄情者は「こいつが悪い」と突き出すでしょう。論語:原文・書き下...
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論語詳解074里仁篇第四(8)朝に道を聞かば°

論語里仁篇(8)要約:何かを成し遂げるなら、全力で取り組まなくてはいけない。求めるものが手に入ったら、もう死んでもいいと思えるほどに。孔子先生はそうたとえました。それは人格修養でも、政治改革でも同じです、というお話。論語:原文・書き下し原文...
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論語詳解075里仁篇第四(9)士の道に志して*

論語里仁篇(9)要約:後世の創作。志士たる者、衣食住に不平を言ってはいかん、とニセ孔子先生。しかし史実の先生の弟子はほぼ庶民の出身で、きのくに成り上がって食べ物や着るものを贅沢にしたかったから、弟子入りしたのです。論語:原文・書き下し原文(...
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論語詳解076里仁篇第四(10)君子の天下に’

論語里仁篇(10)要約:孔子塾生のほとんどは庶民です。頼りになる地位財産などありません。カミサマも偉い人も頼りになりません。そんな弟子が君子として生きるにはただ一つ、自分で身につけた技能教養しか寄り添ってくれないぞ、と孔子先生。論語:原文・...
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論語詳解077里仁篇第四(11)君子徳をおもえば°

論語里仁篇(11)要約:後世の創作。読むそばから、戦国時代以降のニセと分かります。孔子先生の生前、君子=戦士で説明の要がありませんでした。小人をこき下ろす話は、自分から「これはうそデタラメです」と白状するようなものです。論語:原文・書き下し...
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論語詳解078里仁篇第四(12)するどきを放ち’

論語里仁篇(12)要約:利益は誰もが欲しがる。でもやることなすこと利得づくでは、誰も味方してくれない。それはついに、自分を破滅させる危険もある。そう孔子先生が説いたと思われていましたが、実はもっとドロドロした話でした。論語:原文・書き下し原...
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論語詳解079里仁篇第四(13)よく礼譲を以て*

論語里仁篇(13)要約:後世の創作。お作法で国が治まれば安いもの。でも治まらなかったら意味がなく、ただの見せ物になってしまう。しかし「礼」は先生の生きた当時、あくまで貴族の一般常識で、「譲」の字は存在しません。論語:原文・書き下し原文(唐開...
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論語詳解080里仁篇第四(14)位無きをうれえず’

論語里仁篇(14)要約:誰もが思い通りに出世できるとは限りません。出世できないのは、その能が自分に無いからだ。自分の能なしを自覚していれば、出世できないと悩みはしない。だから、心と頭を鍛えなさい、と孔子先生のお説教。論語:原文・書き下し原文...
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論語詳解081里仁篇第四(15)参や、吾が道は*

論語里仁篇(15)要約:後世の創作。曽子は孔子家の家事使用人に過ぎませんが、孔子先生の後継者に位置づけるために、後世の儒者がでっち上げた出来の悪いラノベ。どうせ創作するなら、もう少しましなことが書けなかったんでしょうか。論語:原文・書き下し...
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論語詳解082里仁篇第四(16)君子は義をこえ’

論語里仁篇(16)要約:読むそばからのニセモノ。立派な君子さまは正義に優れ、下らない小人どもは利益追求に優れる、と。孔子先生の生前、漢語に「小人」はありません。高慢ちきに小人をバカにしたのは、戦国時代の儒者からでした。論語:原文・書き下し原...
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論語詳解083里仁篇第四(17)賢を見ては*

論語里仁篇(17)要約:賢者を見たら真似をしろ。愚か者を見たら真似するな。いかめしく見える論語も、実はこうした単純な真理が多くを占めます。多様な弟子を教えたからには、孔子先生はよく分かる簡単な教え方もしたのでした。論語:原文・書き下し原文(...
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論語詳解084里仁篇第四(18)父母につかうるに*

論語里仁篇(18)要約:後世の創作。若い弟子には想像しがたいほど、親は体も心も衰えている。そこを見越して世話をしないと、トラブルのタネになるのは当然ですが、史実の孔子先生が説く以上の親孝行を躾けるためのお説教。論語:原文・書き下し原文(唐開...
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論語詳解085里仁篇第四(19)父母いまさば’

論語里仁篇(19)要約:親思う心にまさる親心。普通の親なら、いつも我が子を心配します。よい親子関係には、まず心配させない事。遠出は避ける、どうしても旅に出るなら、変なところに行ってはいかん。そう孔子先生が説いたお話。論語:原文・書き下し原文...
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論語詳解086里仁篇第四(20)三年父の道を’

論語里仁篇(20)要約:親孝行は、一方通行では成り立たない。子供をいじめておきながら、孝行しろとは無理な話。孔子先生は孝行を口にはしましたが、それは決して奴隷的な奉仕ではありませんでした。それを説いたオリジナルの章。論語:原文・書き下し原文...
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論語詳解087里仁篇第四(21)父母の年は*

論語里仁篇(21)要約:後世の創作。孝行をしたい時には親は無し、とあまりに儒教が孝行を説くから、こうこを漬けたい時にはナスはなし、と江戸時代人はからかいました。しかし孔子先生は、それほど無茶な孝行は説かなかったのです。論語:原文・書き下し原...
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論語詳解088里仁篇第四(22)古えはことばを*

論語里仁篇(22)要約:後世の創作。怠惰な教師は弟子の口数を嫌います。教室がうるさくなりますし、質問されるのも面倒くさいからです。黙った言う通りにしてくれることを儒者も望みました。そしてそれを孔子先生に言わせた作り話。論語:原文・書き下し原...
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論語詳解089里仁篇第四(23)約を以て’

論語里仁篇(23)要約:節約生活に耐えている間は、道を踏み外すことがめったにない。この解釈は貧窮ゆえに犯罪が流行るという当たり前の事実を無視したでっち上げ。文字史的には春秋時代に遡れますが、文献を調べると怪しい点が沢山あります。論語:原文・...
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論語詳解090里仁篇第四(24)君子は言に訥’

論語里仁篇(24)要約:口数も行動力も大きかった孔子先生ですが、弟子には寡黙をお説教しました。歴史に通じた先生には、口が災いの元であると分かっていたのでしょうか。ただし本章には、後世の創作の可能性があります。論語:原文・書き下し原文(唐開成...
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論語詳解091里仁篇第四(25)徳は孤ならず’

論語里仁篇(25)要約:せっせと修養に励んで、自分の人格力を高めていけば、黙っていても人は慕い寄って来る。まじめに学んだあかつきには、孤立する事などありませんよと、自分の人生経験をもとに孔子先生が弟子を励ましたお話。論語:原文・書き下し原文...
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論語詳解092里仁篇第四(26)君につかえて*

論語里仁篇(26)要約:後世の創作。主君だろうと友人だろうと所詮は他人、よかれと思って言ったことでも、他人は良いようには受け取らない、と弟子の子游。子游が代官を辞め、冠婚葬祭業に徹したのは、人付き合いに懲りたからかも。論語:原文・書き下し原...
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