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『論語』公冶長篇:現代語訳・書き下し・原文

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『論語』公冶長篇:現代語訳・書き下し・原文

論語詳解093公冶長篇第五(1)子、公冶長をいう*

論語公冶長篇(1)要約:史実性に難有り。孔子一門は革命政党でもあり、そのため政治犯として収監される弟子もいました。史料にはあからさまに書きませんが、粗暴犯なら孔子先生が大目に見るとは思えません。本章はそれを伺わせるお話。論語:原文・書き下し...
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論語詳解094公冶長篇第五(2)君子なるかな*

論語公冶長篇(2)要約:後世の創作。万能の孔子先生ですが、統治能力で先生を上回る弟子もいました。本章の子賤はその一人で、得体の知れない政治力を発揮して、先生を畏敬させました、というラノベ。論語:原文・書き下し原文(唐開成石経)子謂子賤君子哉...
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論語詳解095公冶長篇第五(3)賜や何如*

論語公冶長篇(3)要約:後世の創作。弟子の中で最も政才商才に優れた子貢は、どういうわけか後世の儒者に嫌われ、数々の悪口が論語には記されています。本章もその一つで、「君子は器ならず」なのに子貢を器だとおとしめます。論語:原文・書き下し原文(唐...
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論語詳解096公冶長篇第五(4)雍や仁にして*

論語公冶長篇(4)要約:後世の創作。「君主に据えてもよい」と孔子先生に誉められた冉雍をたねに、口車を回すことがいかによろしくないかと、ニセ孔子先生が説教します。でも論語で沈黙を推奨する章は、たいてい後世の創作です。論語:原文・書き下し原文(...
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論語詳解097公冶長篇第五(5)子、漆雕開を’

論語公冶長篇(5)要約:孔子塾生のほとんどは、仕官して君子=貴族に成り上がりたい者ばかり。しかし中には仕官したがらない弟子もいます。漆雕開シツチョウカイもその一人。先生はそれをみて、なぜか喜びましたが、一体どういうわけでしょう。論語:原文・...
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論語詳解098公冶長篇第五(6)道行われず’

論語公冶長篇(6)要約:この世は狂っておる。理想の政治がいつまでたっても実現せぬ。いっそ海から外国へ行ってしまおう。だが付いてくるのは子路だけじゃろうな、と孔子先生。喜んだ子路を罵倒しましたが、それは儒者のでっち上げ。論語:原文・書き下し原...
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論語詳解099公冶長篇第五(7)孟武伯問う、子路は’

論語公冶長篇(7)要約:代替わりしたばかりの門閥当主。今から政界に打って出るにあたり、子供の頃から可愛がってくれたおじさま=孔子先生に協力を求めます。先生は弟子一人一人について出来ることを挙げつつ、若殿を励ましました。論語:原文・書き下し原...
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論語詳解100公冶長篇第五(8)なんじと回とは°

論語公冶長篇(8)要約:孔子一門は革命政党でもあります。孔子先生と一部の弟子は、国際的謀略にも手を染めました。その悪党のうち先生と子貢が寄って、悪党の度を論じます。結果は顔淵が最高で、「あれにはワシもかなわん」と先生は言うのでした。論語:原...
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論語詳解101公冶長篇第五(9)宰予昼寝ぬ*

論語公冶長篇(9)要約:後世の創作。孔子一門の秘密政治工作を担当する弟子の宰我。史料には書いてはありませんが、沈黙も雄弁な史実語りです。闇夜にひと仕事を終えて昼寝する宰我を、先生はきつく言います。さてその真意やいかに…。論語:原文・書き下し...
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論語詳解102公冶長篇第五(10)吾いまだ剛き者*

論語公冶長篇(10)要約:孔子先生は仁者の条件に剛直を数え、剛者を欲の無い者だと考えました。学問も人格修養も、それ以外の欲を捨てねば得られない、とお説教したのと同じです。さて弟子の申棖シントウはどうでしょうか。論語:原文・書き下し原文(唐開...
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論語詳解103公冶長篇第五(11)我人のこれを’

論語公冶長篇(11)要約:文字的には春秋時代の文章ですが、内容には疑わしい点が。子貢が、孔子塾の評語の一つを繰り返しました。それを聞きつけた孔子先生は、子貢をぺしゃんこにします。本当にそんなことをしたのでしょうか。論語:原文・書き下し原文(...
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論語詳解104公冶長篇第五(12)夫子の文章は’

論語公冶長篇(12)要約:当時としては万能に近い孔子先生は、天文学や博物学など、理系の知識もありました。しかし古典やお作法など文系の知識とは違い、あまり理解されなかったようです。恐らく先生没後にそれを回想した子貢の発言。論語:原文・書き下し...
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論語詳解105公冶長篇第五(13)子路聞くありて’

論語公冶長篇(13)要約:子路は孔子先生の最初の弟子で、政治の達者でもありましした。時には先生をたしなめるほどの関係でしたが、学問やお作法については腰が引けていたようです。そんな子路についての、弟弟子の回想録。論語:原文・書き下し原文(唐開...
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論語詳解106公冶長篇第五(14)孔文子は何の*

論語公冶長篇(14)要約:後世の創作。ワルのわりに死後立派なおくり名(戒名のようなもの)を貰った隣国の家老を、子貢が不審がって、孔子先生に分けを尋ねます。学問を好んで目下にもものを尋ねたからだ、とニセ孔子先生。論語:原文・書き下し原文(唐開...
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論語詳解107公冶長篇第五(15)子、子産をいう*

論語公冶長篇(15)要約:文字に難有りですがおそらく史実。孔子先生もいきなり天から現れたわけではありません。先生以前の賢者の業績を受け継ぎ、先輩格に育てられたのです。その一人が隣国の賢臣として知られた、子産でした。論語:原文・書き下し原文(...
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論語詳解108公冶長篇第五(16)晏平仲人との交を’

論語公冶長篇(16)要約:孔子先生の国・魯の隣は、東方の大国・斉です。その賢臣として知られた晏嬰アンエイは、先生より一世代上ですが、潜在的な敵国の臣下として、政治的に先生とやり合う仲でした。本章は先生によるその人物評。論語:原文・書き下し原...
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論語詳解109公冶長篇第五(17)臧文仲は蔡を*

論語公冶長篇(17)要約:後世の創作。孔子先生は身分違いの越権行為を嫌った、とするための、帝国儒者の作文。身分秩序が不動でないと、権力側にいる人間にとって都合が悪く、儒教の顧客である皇帝にとっても都合が悪いからです。論語:原文・書き下し原文...
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論語詳解110公冶長篇第五(18)令尹子文は*

論語公冶長篇(18)要約:後世の創作。一寸先は闇の春秋政界について、「何事もやり過ぎ」の弟子の子張が、過去の政界の大物を例に出し、仁者かどうか先生に尋ねます。「知者じゃないから仁者じゃない。」先生はそう答えます。論語:原文・書き下し原文(唐...
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論語詳解111公冶長篇第五(19)季文子三たび°

論語公冶長篇(19)要約:孔子先生の時代、魯国の権力を握っていたのは門閥家老三家でした。その筆頭である季孫家には、かつて名家老と讃えられた人がおり、何でも三度考えてから実行したと言います。それに対する孔子先生の評。論語:原文・書き下し原文(...
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論語詳解112公冶長篇第五(20)甯武子、邦に*

論語公冶長篇(20)要約:後世の創作。利口の真似はバカにも出来るが、利口がバカの真似をしているのを真似るのは簡単でない。食うか食われるかの政界で、みごと生き残った隣国の家老を、孔子先生は高く評価したという作り話。論語:原文・書き下し原文(唐...
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論語詳解113公冶長篇第五(21)子陳に在りて*

論語公冶長篇(21)要約:後世の創作。放浪中の孔子先生。しかし残してきた弟子たちが気になります。とりわけ新たに貴族に成り上がろうとする弟子たちを、遠い陳の国から案じるあまり、ついに帰国を決意するのでした、という作り話。論語:原文・書き下し原...
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論語詳解114公冶長篇第五(22)伯夷叔斉旧悪を*

論語公冶長篇(22)要約:後世の創作。孔子先生の当時は周王朝。前王朝の殷に武力で取って代わりました。しかしそれを押しとどめようとした貴族の二人の兄弟。先生はいにしえの人格者として評価した、ことになっていますが、はて。論語:原文・書き下し原文...
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論語詳解115公冶長篇第五(23)たれか微生高を*

論語公冶長篇(23)要約:史実の可能性あり。塾の経営者として孔子先生の商売敵がいました。その中での名高い者が、人に酢を乞われて隣から借りて与えました。「無いなら無いと言えばよかろう」と孔子先生。商売敵をこき下ろします。論語:原文・書き下し原...
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論語詳解116公冶長篇第五(24)巧言令色足恭は*

論語公冶長篇(24)要約:後世の創作。孔子先生は、愛想笑いや猫なで声を嫌いました。それは嘘と同じで、人間の正体を隠し、よい関係を作れなくするからでした。ある賢者が同じ事を言うと知って、先生は大いに同感した、という作り話。論語:原文・書き下し...
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論語詳解117公冶長篇第五(25)顔淵李路侍る*

論語公冶長篇(25)要約:後世の創作。顔淵と父親の顔路が、孔子先生にそれぞれの抱負を語ります。文字的には論語の時代まで遡れないのですが、このような風景はあったかも知れません。本章では、顔淵が神格化されていないからです。論語:原文・書き下し原...
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論語詳解118公冶長篇第五(26)やんぬるかな°

論語公冶長篇(26)要約:孔子先生の時代は乱世。食うか食われるかの世の中で、他人を思いやる余裕はありません。自分を反省するのもまた同じで、振り返らず走り続けるしかない時代でした。しかし先生には別の視点があるようで…。論語:原文・書き下し原文...
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論語詳解119公冶長篇第五(27)十室の邑、必ず*

論語公冶長篇(27)要約:後世の創作。ワシほどの学問好きはおらん。どうだ偉いだろう、と解されてきた一節。自分を誇るのは自信の無い者のすることで、儒者や不真面目な漢学者なら言いそうですが、史実の孔子先生には無縁の行動です。論語:原文・書き下し...
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