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『論語』顔淵篇:現代語訳・書き下し・原文

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『論語』顔淵篇:現代語訳・書き下し・原文

論語詳解279顔淵篇第十二(1)顔淵仁を問う*

論語顔淵篇(1)要約:一部後世の創作。孔子塾の塾生たちは、貴族に成り上がるのを目指していました。理想の貴族の姿を仁といい、理想の貴族にふさわしい言動のあれこれが礼です。弟子の中でも優れた顔回との対話で、孔子先生はそれを説明します。論語:原文...
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論語詳解280顔淵篇第十二(2)仲弓仁を問う’

論語顔淵篇(2)要約:人格者の弟子の仲弓。孔子先生は具体的な例を挙げて、仲弓に仁の修練法を説きます。仁とは貴族にふさわしいふるまい。これを身につければ、自分もまた貴族にふさわしい敬意を持って貰えると説くのでした。論語:原文・書き下し原文(唐...
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論語詳解281顔淵篇第十二(3)司馬牛仁を問う*

論語顔淵篇(3)要約:後世の創作。司馬牛は孔子一門には珍しく、隣国・宋の貴族でした。由緒正しい国の代々からの血統貴族が、貴族の何たるかを尋ねるわけがなく、孟子の提唱した「仁義」を問うものでしたが、「言葉じゃ説明出来んよ」と孔子先生。論語:原...
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論語詳解282顔淵篇第十二(4)司馬牛君子を問う*

論語顔淵篇(4)要約:後世の創作。孔子塾生では珍しい上級貴族出身の司馬牛が、君子=貴族とは何かと孔子先生に質問します。先を心配しないのが君子だと答える先生に、「そんだけでいいんですか?」と拍子抜けした司馬牛。論語:原文・書き下し原文(唐開成...
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論語詳解283顔淵篇第十二(5)司馬牛憂いて曰く*

論語顔淵篇(5)要約:後世の創作。弟子の司馬牛が、世間の誰でも兄弟はいるのに自分だけいないと歎きます。実は立派なお兄さんがいるのですが、それをない振りして弟弟子の子夏が慰めます。虚構を重ねたお芝居。論語:原文・書き下し原文(唐開成石経)司馬...
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論語詳解284顔淵篇第十二(6)子張明を問う*

論語顔淵篇(6)要約:後世の創作。出る杭は打たれるのが政界のならい、古代中国でも同じでした。まず当人の気付かぬうちにまわりに悪評が広まり、最後には名指しで悪口を言われて失脚します。仁義無き政界の生き残り法を、孔子先生に言わせた作り話。論語:...
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論語詳解285顔淵篇第十二(7)子貢政を問う°

論語顔淵篇(7)要約:政治の要は政治家への信頼。それがなければいくら豊かで平和な時代でも、政治は成り立たないと孔子先生。弟子一番のやり手・子貢は、それに疑問を投げかけます。歴史に詳しい先生は、その理由を説いたのでした。論語:原文・書き下し原...
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論語詳解286顔淵篇第十二(8)棘子成曰く*

論語顔淵篇(8)要約:後世の創作。弟子一番のやり手の子貢に、隣国の家老が苦情を言います。孔子先生の弟子たちは、お作法でも文章でも、むやみやたらに格好を付け、もったいを付ける。子貢の鋭い舌が反論開始。「残念ですなぁあなたの言葉は…。」論語:原...
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論語詳解287顔淵篇第十二(9)哀公有若に問うて*

論語顔淵篇(9)要約:後世の創作。饑饉があって、弟子の有若に殿様が「税収が足りない」と対策を相談します。「免税にしなさい」と言う有若に、「到底足りない」と殿様。「資源は民と共有するものです」と有若は答えるのでした。論語:原文・書き下し原文(...
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論語詳解288顔淵篇第十二(10)子張徳をたかめ*

論語顔淵篇(10)要約:後世の創作。政治家や官僚より学者に向いた弟子の子張。人格力と判断力を高める方法を問います。孔子先生はその基本を正直だと言い、人の心は常に揺れ動くもの、そこに気付けば迷いはなくなると諭しました、という怪しい話。論語:原...
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論語詳解289顔淵篇第十二(11)斉の景公政を’

論語顔淵篇(11)要約:まだ若き日の孔子先生。なりたての法律家だったので、隣国の殿さまに政治の要点を、家臣と領民どもを法律で縛り上げることだ、と説教しました。んなわけあるか、と思った殿さまは、生暖かい目で孔子先生を見て雇いませんでした。論語...
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論語詳解290顔淵篇第十二(12)片言以て獄を*

論語顔淵篇(12)要約:後世の創作。孔子一門で最も早く弟子になった子路。ガサツなところはありますが、その代わり決断力は弟子一番でした。いつもは小言を言う孔子先生も、本章では「ズバリと判決を下せるのは子路だけだ」と褒めています。論語:原文・書...
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論語詳解291顔淵篇第十二(13)訟えを聴くは’

論語顔淵篇(13)要約:日本の時代劇同様、古代中国では行政官は司法官と兼業でした。孔子先生も判事になりましたが、できることなら人を裁きたくない。犯罪者の出ない社会を作る事こそ、先生が望む政治の姿でした。論語:原文・書き下し原文(唐開成石経)...
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論語詳解292顔淵篇第十二(14)子張政を問う*

論語顔淵篇(14)要約:後世の創作。何かとやり過ぎで、政治家には向かない弟子の子張。政治を問うその答えに、孔子先生は大まかな心構えだけを説きました。人は無言のうちに何かを語る事が多いもの。子張に先生の心は伝わったのでしょうか…。論語:原文・...
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論語詳解293顔淵篇第十二(15)ひろく文を’

論語顔淵篇(15)要約:人は何のために学ぶのか? お金にはならないお作法や古典を、なぜ勉強しなくてはならないのか? 孔子先生はその答えを、自分の居場所を作るためと言います。人は一人で生きられない。だから学ぶのだ、と。論語:原文・書き下し原文...
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論語詳解294顔淵篇第十二(16)君子は人の美を°

論語顔淵篇(16)要約:内容的に後世の創作の疑いが。孔子先生の生前、弟子たちが目指した君子とは、貴族のこと。善事に努めるだけではなく、善事をやりきること、悪事に気付いたら途中で止めることを教えた一節。単に勧善懲悪の話ではありません。論語:原...
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論語詳解295顔淵篇第十二(17)季康子政を°

論語顔淵篇(17)要約:門閥家老家の若家老が、孔子先生に政治を問います。先生は原則論だけを言いました。政治とは、正義を実現する営みでなければならない。その実現に向けての具体的な行動は、若いあなたが自分で考えなさいと。論語:原文・書き下し原文...
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論語詳解296顔淵篇第十二(18)季康子盜を*

論語顔淵篇(18)要約:後世の創作。ドロボーが横行してどうにもならない。若家老が嘆きます。孔子先生はその答えに、やはり原則論だけを説きました。あなたが欲張りだから泥棒が流行るのです。これも身から出た錆ですぞ。という作り話。論語:原文・書き下...
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論語詳解297顔淵篇第十二(19)季康子政を’

論語顔淵篇(19)要約:泥棒の流行に、ついに頭に来た若家老。「悪党どもの首を、一人残らずはねてやるう~。」孔子先生が諌めます。元はと言えば政治が悪い。つまりは政治をとっているあなたが悪い。首を切っても泥棒は止みませんよと。論語:原文・書き下...
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論語詳解298顔淵篇第十二(20)子張問う士’

論語顔淵篇(20)要約:弟子の子張が、一人前の士族とは何かを尋ねます。有名でありさえすれば一人前と思っている子張に、有名と一人前は別物だ、と孔子先生。名高くとも士族の仕事をしくじるような奴は、しょせんニセモノに過ぎないと諭します。論語:原文...
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論語詳解299顔淵篇第十二(21)樊遅従って*

論語顔淵篇(21)要約:後世の創作。弟子の樊ハン遅チは欲張りで、修行が至らなかったので、もっと得をする方法、心に隠した悪意を取り去る方法、間違いのない判断をする方法を尋ねます。元はそういう話でしたが、後世になって道徳話に書き換えられました。...
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論語詳解300顔淵篇第十二(22)樊遅仁を問う*

論語顔淵篇(22)要約:後世の創作。孔子塾の塾生にはさまざまな弟子がいて、孔子先生は弟子の資質に応じて教え方を変えました。若くて入門したての樊遅ハンチには、難しい仁についてもただ一言、「人を愛しなさい」と教えたという作り話。論語:原文・書き...
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論語詳解301顔淵篇第十二(23)子貢友を問う*

論語顔淵篇(23)要約:後世の創作。弟子一番のやり手の子貢。友情はどうあるべきかを孔子先生に問いました。誰それには何かと尽くしてやったのに…なぜ? 孔子先生は「自分から卑屈になるな」と教えた、という一節。論語:原文・書き下し原文子貢問友子曰...
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論語詳解302顔淵篇第十二(24)曽子曰く君子°

論語顔淵篇(24)要約:ほぼ後世の創作。君子たる者、文化的教養を磨いて同好の士と交わり、互いに切磋琢磨して仁義の実践に努めよう。言い出したのは弟子でもない曽子で、史実の春秋の君子は、いくさに忙しくてそんな暇はありません。論語:原文・書き下し...
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